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「Aはね、呪力操作が抜群に上手いの。
下手すれば呪術界一の技術だね」

「明太子?」

「うん、僕は六眼があるから限りなくロスをゼロにして呪力を流せるけど、Aは天性のセンスで僕と同等かそれ以上のことが出来る」




五条の持つ六眼は、全てを見透かす神が与えたギフトだ。
それ故に呪力の流れをはっきりと視認し抵抗によるロスを無くし効率的に呪力を使える。

神業に近いそれは五条のように六眼を持っているからなせる技であって、通常、Aのように感覚だけを頼りにそれを行うことは不可能なのだ。




「Aの弱点はね、呪力量が少ないってこと。

て言ってもまあ、そこらの凡人呪術師よりはずっとあるんだけど、特級の五人の中じゃ圧倒的に少ない。
そのハンデを埋めてるのが、Aのそのセンスってな訳」




極限まで無駄な呪力消費を減らし、少ない己の呪力の中で効率的に呪霊を祓う。

幼い頃から五条に見てもらっていたとはいえ彼女のそれが常人のなせる技では無いということは、Aと同様ずっと五条に世話になっていた伏黒には痛いほど分かった。




「ってことで、聞くならAに聞いた方がいいよ!
論理的な説明もAなら上手いだろうし」

「確かにそうですね」

「そうと決まれば早速行くわよ、虎杖!!」

「よし来た!!」

「あ、ちなみにAなら今教室でトランプタワー作ってるよ〜」

「何してんだよ…」

「いやぁ、僕が授業するつもりだったんだけど、もう完成するから邪魔するなって追い出されちゃってさぁ」




釘崎を横抱きにして意気揚々と走り出した虎杖の姿はもう既に見えなくなっており、生徒たちが慕っている唯一の先輩の自分に対する扱いの荒さを嘆く五条を真希は鼻で笑った。

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なぎしば(プロフ) - 改革さん» ご指摘ありがとうございます。確認したところ訂正すべき箇所が分からなかったのですが、具体的にどのセリフか教えて頂けますでしょうか? (4月20日 0時) (レス) id: 520c46c8a4 (このIDを非表示/違反報告)
改革 - 三話の一方通行って話の中のセリフがおかしかったです。 (4月18日 9時) (レス) id: bf669bb16c (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 作者さんの素晴らしい語彙力で、戦闘シーンの緊張感などリアリティ満載の作品が楽しめました!とっても面白いです、ありがとうございました。 (2月25日 10時) (レス) @page33 id: 991a92c757 (このIDを非表示/違反報告)
なぎしば(プロフ) - わたあめさん» 感想を頂けてとても嬉しいです!更新頑張りますので、これからも飽きずにお付き合い頂けたら幸いです! (5月14日 16時) (レス) id: b937c10b42 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - 凄く面白かったです!テスト前なのに一気見しちゃいました笑更新頑張ってください!! (5月11日 0時) (レス) id: ddaf0618b1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なぎしば | 作成日時:2023年2月7日 17時

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