冷えピタ3 ページ3
「はいどーも!!Fischer'sのまめです!」
「ンダホ…で、す…」
「あ、モトキでーす」
シルクがコンビニに行ったあと、ちょっと待ってるとモトキが来たのでメインカメラを回す
ダホは、無理やり起こしたせいで頭が回ってないみたいで
顔をしかめながら、私とモトキを交互に見る
「ん〜?あれえ……なんでモトキいんの〜??」
そんなダホを、呆れた顔で見るモトキは、私に早く進めてと言わんばかりの眼差しを送る
「今ですね〜、シルクくんがコンビニに行ってるわけです!
と言うことはですよ〜!!!」
「ドッキリを仕掛けたいと思いま〜す」
私が意気込んで言った言葉に間の抜けた締め方をするモトキをジト目で見る
そう、今回はシルクにドッキリを仕掛けるのである
内容はいたってシンプル
私たちが寝たふりをする、それだけ
「んー?そんなんでいいの?」
大きな顔を傾げながら、ダホは私を見る
「だって、寝てると思ったメンバーが突然がばっと起きたらびっくりするでしょ??」
ねー、モトキ
そう言ってモトキを見るとコクコクと首を縦に振った
「ンダホはほんとに寝ちゃダメだからね〜?」
ぺしぺしといいながら、モトキはダホのお腹を叩く
この2人を見ていると、なんだか癒されるのだ私は!
「それじゃあカメラをセットして…
ドッキリ、スタート!!」
*
*
*
ガチャっ
リビングのドアが開いた音がする
私のいる位置は窓の近くの床
そこに毛布にくるまっているところで
モトキは私の足元、ダホはメインで動画を撮るときに座る位置にそれぞれ寝っ転がっているところで
冬なのに裸足のペタペタと床を歩く音と、ビニール袋が擦れる音がだんだんと近づいて来た
「んだよ、モトキ来てんじゃん…
って、なんでこいつら寝てんだよ
疲れてんのかな」
その言葉に、ドッキリが成功すると心の中でガッツポーズをし、にやけるのを我慢しながら、いつ起きようか迷っていた
「あーあ、寝てりゃ可愛い顔してんのによ」
うんしょっと掛け声とともに、私の顔に影ができる
目が開けられないから、今がどういう状況か飲み込めないが、きっとシルクに顔を覗き込まれているんだろう
ん?と言うよりこいつ…
今なんて言った!?
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みーこ(プロフ) - 初コメ失礼します!内容とか話の流れめっちゃ好きです〜!!更新楽しみにしてます!! (2018年3月2日 11時) (レス) id: 9cd930825e (このIDを非表示/違反報告)
セイラ(プロフ) - 初コメです!シルク素直になれよーw 更新楽しみに待ってます! (2018年2月20日 0時) (レス) id: 208242c08f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おまめ | 作成日時:2018年2月13日 21時