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『え、それはまずいって無一郎くん。漫画貸してあげるから帰りなよ』


「……………もしかしてAって頭悪い?」


『何急に。失敬な』



一応成績はそこそこだわ。



「僕だってそれくらいは弁えてる」


『そうですか、じゃあ早くかえ』


「ほんとにどういうことかわかんないの?」



気づいたら無一郎に頬を摘まれていた。


むにむにと頬で遊んでる無一郎。



『どういうことって……そういうこと?』


「そう、そういうこと」


『…………ふーん』


「普通ならここでときめきの一つや二つあるもんだと思う」



無一郎が口をとがらせて言う。



『ないんだなぁあんまり』


「Aって昔から感情が希薄だよね」


『そうなんだよねー』



よく言われる。


なんか、全てのことに対して「あっそうなんだ」て感じ。



「今日の夕飯はふろふき大根がいいなぁ」


『話の転換の仕方適当すぎない?』



ていうかまだここでご飯食べる気だったんだ。



『買い物行ってないから具材無いよ』


「大根あったし味噌もあった」


『なんで知ってんの』


「確認した」


『どうしよう本気で通報しようか悩むんだけど』



人の家に来て冷蔵庫確認するとかやっちゃいけないことランキング間違いなく上位じゃん。



『カップ麺あるよカップ麺。私がふろふき大根作ったら味噌汁になっちゃうから』


「そっちも大概適当じゃん」


『カップ麺おいしいじゃん』


「しょうがないなぁ、じゃ一緒に作ろ」


『え、何を?』


「ふろふき大根」


『うん知ってた』



本当に会話が繋がらない。


謎に上から目線だし。



「はい、まず大根を切って」


『あ大丈夫作り方知ってる』


「味噌汁できるって言った」


『そんな人いる?』









「Aならありうると」



『失敬な』

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陽葵(プロフ) - 主さん〜この作品プリ小説というアプリの方でパクられてます〜 (2022年12月6日 19時) (レス) id: 4fccf8109e (このIDを非表示/違反報告)
桜舞(プロフ) - AYAさん» ありかがとうございます!神になりたいです! (2021年10月5日 19時) (レス) id: faa91006d3 (このIDを非表示/違反報告)
AYA - 凄い面白かったです! 神ですか? (2021年10月5日 13時) (レス) @page50 id: 23da1d9ffa (このIDを非表示/違反報告)
桜舞(プロフ) - ただ、書きたいという心持ちだけはあるので、いつか投稿した時に読んでくださると幸いです。コメントありがとうございました! (2021年3月17日 21時) (レス) id: faa91006d3 (このIDを非表示/違反報告)
桜舞(プロフ) - 読んで下さってありがとうございました!前世の話は、実はあまり考えて無いんですが、出来れば書きたいな、と思ってます...ただ、この作品もネタ切れに苦しみながら何とか書ききったので、すぐに書く、というのは難しいと思います、本当に申し訳ないです。 (2021年3月17日 21時) (レス) id: faa91006d3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜舞 | 作成日時:2021年2月24日 7時

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