OA 3 ページ4
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「ざわくん!?」
虫 「どうしたの?大丈夫?」
見られた…なんて言い訳すればいい?
どうしよう どうしよう
「えっと…」
虫 「…僕は分かってるよ。」
分かってる…?バレてる?
虫 「しばゆーのこと Aちゃんがどんだけ好きなのか。」
「…なんで?」
虫 「多分あの5人はAちゃんとの付き合いが長すぎて分からないんだろうけど。」
分かってて 普通に接してくれた?
虫 「しばゆーといる時めちゃ女の子の顔だもん。」
「引かないの?お兄ちゃんのことが好きで」
虫 「引かないよ(笑)好きになったのがたまたましばゆーだった。てことじゃん。」
なんか救われた気がする。 ゆー兄のこと 好きでいていいの?
虫 「ほらほら。泣かないの。辛かったね今まで。そしてね、多分、りょうくんも知ってるよ。」
だからさっき…
「ありがとう…」
虫 「ほら。ハンカチ」
「これスポーツタオルやん!そんな泣かんわ!!」
虫 「いきなり突っ込むやん…(笑)」
部屋に帰ると りょうくんが 甘いお菓子をくれた。
り 「ほら。子供はこれ食べて寝なさい。」
「もう高校生やし!」
カントリーマアムが心に染みる。
「んまあ…」
て 「A、カントリーマアム好きなん?」
「大好き。」
別にいつも食べないけど。凄く美味しい。
し 「ただいまー!」
「おかえり!」
咄嗟に反応してしまう。
り 「Aが寂しがってたよ」
し 「なぬ!すまん!ほらこれ買ってきた!」
私の大好きなレモンティー。
ああ。やっぱり ゆー兄が大好き。
「ありがとう!」
すぐ帰ってきてくれたことの喜び。
好きなものを買ってきてくれた喜び。
し 「てかまだ起きてたんか!はよ寝なさい!」
「もう!そんな子供ちゃうもん!」
話せることの喜び。
全部が愛しい。
悲しさもすぐぶっ飛んじゃう。
単純なヤツ。
またゲームとお話で夜が明けてく。
楽しかったなあ。
て「またいつでも来いよ!LINE知ってるだろ?」
「うん!ありがとう!!」
そう言ってもらえるのが 嬉しい。
私も一員として見てくれてるのが
凄く嬉しい。
虫 「あ、僕のLINEも教えとくよ。」
「いいの!?」
虫 「うん。なんかあったら相談しておいで?」
ざわくん 優しい。動画見る限りぶっきらぼうそうな人かと思ってたけど。全然違う。
「ありがとう!」
んーん。お兄ちゃんたちの友達。優しいに決まってる。
し 「車持ってくるわ」
帰りはゆー兄と。久しぶりで少し緊張する。
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わたあめ(プロフ) - いいお話でした! (2018年10月19日 23時) (レス) id: 710503ce15 (このIDを非表示/違反報告)
りなな - 楽しく読ませて頂いてます!続きが楽しみです!! (2018年9月18日 7時) (レス) id: 19d86a11f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽぽ | 作成日時:2018年5月28日 21時