あたしの隣。

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｢しばたゆうすけ ？｣

し ｢おう。今日からAちゃんのお兄ちゃんになるんだ。宜しくな。｣

｢おにいちゃん！？おにいちゃんなの？｣

し ｢そうだぞ〜。｣

｢わーい！うれしい！！よろしくね ゆー兄ちゃん！｣

━

目覚ましの音が鳴る。

｢…ふぁぁ…懐かしい夢見たな…｣

あれは 確か 私が5歳くらいの時。
生まれた時にはお父さんは居なくて
新しいお父さんがやってきたんだ。

そして…

｢あ！やっば！！起きなきゃ！！｣

今日は大事な用事があるから 早く起きなきゃ

階段を猛スピードで駆け下りる

母 ｢Aどうしたの？｣

｢今日ね、てつくんの家行くの！｣

てつくん とは ゆー兄のお友達。
私も一緒に仲良くさせて貰ってる。
=久々にゆー兄に会える。

少しお洒落して 家を出る
だって久々だもん。
可愛い私を見てほしい。

家を出ると そこには見たことがある車が

り ｢よう。久しぶり。｣

｢りょうくん！お久しぶり！！｣

ゆー兄は東海オンエアという名前のグループでYouTuberしている。まだ出来たてなんだけどね(笑)
6人のメンバー中、ざわくんという眼鏡掛けた小さい人意外とは仲がいい。

｢お迎えありがとう！｣

り ｢いいのいいの。たまたまだし｣

こういうことサラッとできちゃうりょうくんはやっぱりイケメンだ。

｢早くゆー兄に会いたいなあ｣

り ｢ほんとにしばゆーのこと好きだね(笑)｣

｢大好きだよ！｣

り ｢高校生になっても ブラコンだね。｣

分かってないなあ。
皆ブラコンだと思ってる。
けど私は 男の人として ゆー兄が好き。
でも世間的には 兄妹での恋愛はタブーなんでしょ。

｢世界で一番ゆー兄が好きだもん〜ブラコンでいいもん。｣

り ｢A可愛いのに。｣

｢別に彼氏いらんし！｣

彼氏なんか要らない。ゆー兄がいればそれでいい。

｢おじゃましまーす！｣

と ｢あ。｣

玄関を開けると としくんが居た。

｢としくん！久しぶり！｣

と ｢あー！！Aか！久しぶりすぎてわからんかったげ。｣

｢酷いかよ！｣

と ｢しばゆー リビングおんで。｣

それを聞いてすぐにそこに向かう。
やっと会える。一人暮らししてから 全然会えてなかったから。嬉しい。
はやく…会いたい。

し ｢お！｣

私の 大好きな人

｢ゆー兄！！｣

これが 大人なようで子供のような 私の辛く悲しい恋物語。

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