牽制 ページ20
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コンコンコン…
「みーつー、きたよー。」
はっ、たまちゃんだ！
ガサガサっ
がしゃんがしゃん
んしょんしょ
よっこらせ
スタタター！
「たまちゃん！！おはよ！！！」
「おはよ、み……うっ、今日は一段とすごいね…。」
「？？？…何がだ？」
「……、いやなんでもないよ。」
たまは一瞬顔を顰めたがすぐに戻ってそれより…と話題を変えた。
「この前約束してた、たんぽぽの茎、もってきたよ。」
「え、まじまじ？！ちょーだい！！」
こうしてたまに、差し入れくれたりもするんだ。
「はい、どーぞ！」
ありがとう！！と受け取ってさっそく頂戴する。
しゃくしゃくしゃく…
「んまっ、んまんま……、んまい！」
「ふふっ、みつは本当に美味しそうに食べるね。…最近はたいぴーとお昼寝してないの？」
「んや？？たまちゃん来ない日とかは、お昼寝日和してるぜ！…最近やたらと毛繕いしてくんだ！！たまにヨダレで毛がべしゃべしゃなるんだよぉー。」
「……それは、気の毒な」
だよなぁ！俺可哀想！！！
「……たいぴーが。。」
「ん？何か言った？？」
たまちゃんに聞き返したけど、んーん、何もってはぐらかされた。
「さてと、俺もう行くね。今日は来る予定なかったんだけど、たんぽぽ手に入ったから立ち寄っただけなんだ。」
「えぇー、たまちゃんもう行っちゃうの？…でも、わざわざありがとな！！」
その為に来てくれるなんて、たまちゃん優しい♡
「いーえ、またねみつ。」
そう言って小窓から、ちょこっと嘴を出して別れの挨拶。
「えへへ、またなたまちゃん！」
ちゅっ
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「「？！？！」」
嬉しくって思わず嘴に口付けたら、
たまちゃんも遠巻きに見ていたたいすけも目を見開いてびっくりしてる。
たまちゃんは、少しの間呆然としたかと思うとハッとして、「僕しーらない！」と言って慌てて飛び立っていった。
およ？
俺何か変なことしちゃった？？？？？
その晩……おれはあいつにしつこいくらいに毛繕いされた。
「うぎゃ、うぎゃ、や、やめろぉー！！！」
「うるさい黙れ。」
「…？？わっ、たいすけこら！！みつべしゃべしゃになってるー！辞めなさい！」
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それがマーキング行為だったと、
俺が知るのはまだまだ先である…………。
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みゅう(プロフ) - はじめまして！すごくかわいくて面白い作品ですぐ続きが気になっちゃうので1ストーリーずつ完結したら読もうと思っていたのですが気になって読んじゃいました(＞＜)笑 続きも楽しみにしています！ (2021年3月3日 2時) (
レス) id: a56be7b975 (このIDを非表示/違反報告)
フェアリーちぇ(プロフ) - 絢音さん» コメントありがとうございます！これからも頑張って書いていきます！ (2021年2月19日 3時) (レス) id: 0e79664357 (このIDを非表示/違反報告)
絢音(プロフ) - 初めまして(^^)読んだことないタイプのお話で、ハムみつも猫すけちゃんも可愛くて夢中で読んでしまいました♪続きもとっても楽しみです(^^) (2021年2月18日 9時) (レス) id: f3e37fdd05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フェアリーちぇ | 作成日時：2021年2月17日 9時
