とある、 ページ37
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今日はいよいよ、私が推しているグループのカムバックステージの日。
いろいろと世間で騒がれてるグループだから、苦労もいろいろあると思うけど……。
それでもやっぱり、応援したいものは応援したいから、こうして収録現場まで友人と足を運んでいる。
初めての収録現場は、少し変わった匂いがした。
SC「Say the name！」
「「「SEVENTEEN！こんにちは、SEVENTEENです〜！！」」」
初めてのステージに興奮冷めやらぬ私たちの前で、それは爽やかに息のそろった挨拶をする彼ら。
そうそう、私は彼らのこういうところが好きで、自然と惹かれてるんだ。
制服姿で、さながら現役の学生かのような彼らは、私にとって眩しくてしょうがないけれど………。
HS「皆さん、僕らを応援してくれてありがとうございます〜！」
SG「新曲、どうでした？楽しかったですか…？」
SC「デビューから1回目のカムバなのに……。予想以上にステージが盛り上がって、嬉しいです」
メンバーたちは拙い声音で、各々感謝や感激の言葉を並べていく。
私も隣の友人も、「当然でしょ」と言わんばかりに大きく頷いてみせた。
………ただ彼らの視線は、この場で一番大きく頷いたであろう私たちじゃなく、とある一人だけに集まっていた。
たった一人の、女の子に。
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SG「はい、皆さん本当にありがとうございました〜！！」
DK「今回の曲も、よろしくお願いしまーす！」
SC「……、…？………〜」
DN「今回の活動もまだあるので、楽しんでください！」
元気な声で場を繋いでいるメンバーも、
それを微笑ましそうに見ているメンバーも、
ただ後ろに立っているメンバーも、
口や手は違う動きをしてるけど、何か言いたげな顔をして見つめる先は、全員一緒で。
私たちがなんとも言えない顔をするなか、
リーダーのスンチョルだけは、その視線の的の相手に話しかけ、何かを伝えていた。
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「………………」
あの子について実は、
あまり良い感情を持っていない
なんて彼らに今伝えたら、私はどちらの反応を返されるんだろう。
………彼らも私と同じ考えだったらいいのにと思う私は、
あの爽やかさに掻き消されるほど汚れた心の持ち主だと分かっている。
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レプリカ - りんさん» ほんっとに返信が遅れてしまいましたすみません…笑！！ニヤニヤしながら応援してくださるんですね、じゃあ私はニタニタしながらお返事を書かせて頂くことにします(?) (2022年12月17日 15時) (
レス) id: 0820e3db89 (このIDを非表示/違反報告)
レプリカ - なのこ5546さん» 時間に余裕がなく、お返事遅れてしまって申し訳ありません！本作品を楽しんで頂きありがとうございます！！更新頑張りますので、これからもよろしくお願いしますね！！笑 (2022年12月17日 15時) (レス) id: 0820e3db89 (このIDを非表示/違反報告)
りん - 主人公ちゃんが可愛すぎてぷくぷくではないですがニヤニヤしながら応援しちゃいます笑笑これからも主人公ちゃんもレプリカさんも応援してます。無理をなさらずお身体にお気をつけください。 (2022年12月12日 12時) (レス) @page30 id: 0c8a3b5b52 (このIDを非表示/違反報告)
なのこ5546(プロフ) - こんばんは！なかなか無い設定なのでとても面白かったです！主人公ちゃんが少しづつメンバー達と距離を詰めていく感じが堪らないですっ！！これからも更新楽しみにしています頑張って下さい！ (2022年12月11日 20時) (レス) id: 88c8eec9ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レプリカ | 作成日時：2022年12月3日 0時
