映画出演の説得 〜千side〜 ページ43
IDOLiSH7との収録後、陸くんが謝ってきた。
モモが明るく対応した。
テンポよく会話に区切りがついた所で、モモがこけら落としの話をした。
モモとAが、IDOLiSH7を推したいと言ったからだ。
【大和くんは、まだAの事が好きなんだろうか。・・・・・・この芸能界には、なんで入ってきたんだろう。】
純粋に話したいと、そう思った。
その日は逃げられたものの、映画の出演を断ったのを知ってから、同じ局にIDOLiSH7の楽屋があるのをモモと見つけた。
「行こう!ユキ、言いたいことあるんでしょ?」
「そうね。ヤスは?」
「ヤスさんはCM撮影と雑誌の撮影です!」
『ごめんね!皆によろしく!』
Aはおかりんと一緒に急いで出て行った。
IDOLiSH7の楽屋に行って大和くんを無理やり外に出した。
映画出演の話をした後に聞いた。
「ゴミを見るような、君の視線が懐かしいね。芸能人嫌いは、Aをきっかけに撤回したのか?」
「・・・・・・うるせえな。」
「なんで芸能界に入ってきた。Aがいるからか。」
大和くんの肩が微妙に揺れた。
「・・・・・・。・・・最初は復讐のつもりだった。今は違う。あいつらの夢を叶えてやりたい。俺のゴシップはその邪魔だ。」
「ゴシップくらい、僕たちが守ってやる。メンバーの夢を叶えたいなら、君はもっと上に行くべきだ。」
それから言いたかった事を言った。
「Aとの共演は楽しかっただろう。僕との共演も楽しい。君と、君の仲間のために、ちゃんと真剣に考えて返事しなさい。それから、Aの事だけど・・・・・・」
ずっと半分睨んだように僕を見ていた大和くんが、フッと表情を緩めた。
【やっぱりまだ好きなのか・・・・・・】
僕でも分かる。
諦められない気持ちは、よく知っている。
そして、諦めるきっかけが必ずいることも。
「Aは僕のだから手を出さないでね。」
「・・・・・・あんた、まだAが好きなのか。」
「それはお互い様でしょう。忠告はしたよ。それじゃあね。」
Aは僕のだと言っても、付き合ってるとまでは思わなかったか。
散々振られてるのも見られていたからな。
【今日は僕とモモが夕方から仕事か。Aと食事出来ないな。】
また、すれ違いが多い。
仕事だから仕方ないと言われれば、それまでなんだけど。
「月1終わっても教えてくれなかったし・・・」
最近、片思いに戻ったかのようだと思って、少し息を吐いた。
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ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ZOOL(こう打ちしか出来なくて申し訳ないです(>_<)の中では誰が、というのは特になかったんですけど、了さん側の裏を書いてると、私の中では普通に、巳波くんが絡んできたのでww2月後半か3月になるかと思いますけど、よろしくお願いします! (2020年1月29日 21時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 大丈夫ですよ! 楽しみにしてます!ŹOOĻの棗巳波にハマってしまったのです。 (2020年1月27日 21時) (レス) id: 39bb781660 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ちなみに、ベースは書いてます。でないと、百の本編の裏とりが出来なかったので(笑) (2020年1月27日 17時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ありがとうございます!巳波くんですか(汗)他落ちが話一辺倒な気がして、偏ってるなと反省途中なので、巳波くんside主体で、他が落ち着いてからで、どうでしょうか(^^ゞ (2020年1月27日 17時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 頑張ってください!面白いです! 個人的に棗巳波くん落ちもみたいです!笑 (2020年1月27日 13時) (レス) id: 39bb781660 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:miz | 作成日時:2019年2月27日 8時