昔の僕に似ている 〜千side〜 ページ42
年が明けて、IDOLiSH7が冠番組のゲストで来た。
IDOLiSH7がテイク2を終えた頃に、Aがおかりんに声をかけてスタジオを出ていった。
ついでに環くんについて聞いてみようと思った。
「どこ行くの?」
Aが振り返って答えてくれた。
『温かい紅茶買いに。気管広げられる作用が少しでもあるから。陸に飲んで貰う。』
「へぇ。」
『千は?なんでついてきたの?』
「ちょっと昔の僕に似てるなって子がいて、教えてもらおうと思って。」
Aは目を見開いたけどすぐに答えてくれた。
『た・・・環?昔の千よりも、本当に、心の底から、何倍もいい子だよ?』
そんなに念を何度も押さなくてもいいんじゃない?
そう思って少し睨む。
本当に僕の彼女の言葉とは思えない。
『昔の千はさ、本当にあまり私と万以外の前じゃ中々笑わないしファンサって全然しなかったからね。必要だと思ってないって所は少し似てるかな。ダンスしてる時は、本当に楽しそうでメンバーといる時は笑うんだけど。』
あぁ、確かに僕は、Aと万以外はどうでも良かった。
Aだって、メンバーになってから2ヶ月位は、まだどうでも良かった。
興味が出たのは、音楽の好みが同じと知ってからだ。
「へぇ・・・」
『こんな情報でいい?』
頷く。
まるで昔の僕みたい・・・か。
AがIDOLiSH7のマネージャーに紅茶を渡した。
モモの休憩下さいと言う声で休憩になった。
スタジオの袖でそれぞれ休憩していた。
環くんに近づく。
どうすればこの子は笑うかな?
テレビの向こうを意識しているんだろうか?
妹を探すためだとモモもAも言っていたから、意識してないことはないと思うけど。
声をかけて顔を触る。
不機嫌。
本当に昔の僕みたい。
面白い。
環くんと話をした。
「でも・・・、きちんとしなきゃだめって言われた。」
「周りに礼儀を欠くことと、受け身のお客さんでいることは違うさ。お行儀のいい子が欲しいなら君は呼んでない。」
『だからと言って、行儀が悪くていいとは言ってないんだよ。』
急にAが話に加わってきた。
・・・・・・聞いていたのか。
『環らしく楽しんでくれたら一番だよ。ファンは色々な顔の、そのままの環を見たいんだから。』
「ヤスりん・・・・・・。」
「そうね、ぞくぞくさせて、わくわくさせる、誰より格好いい四葉環が見たいんだよ。僕たちを・・・。テレビの向こうで見ている君の妹を楽しませてごらん。」
それから本番になった。
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ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ZOOL(こう打ちしか出来なくて申し訳ないです(>_<)の中では誰が、というのは特になかったんですけど、了さん側の裏を書いてると、私の中では普通に、巳波くんが絡んできたのでww2月後半か3月になるかと思いますけど、よろしくお願いします! (2020年1月29日 21時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 大丈夫ですよ! 楽しみにしてます!ŹOOĻの棗巳波にハマってしまったのです。 (2020年1月27日 21時) (レス) id: 39bb781660 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ちなみに、ベースは書いてます。でないと、百の本編の裏とりが出来なかったので(笑) (2020年1月27日 17時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ありがとうございます!巳波くんですか(汗)他落ちが話一辺倒な気がして、偏ってるなと反省途中なので、巳波くんside主体で、他が落ち着いてからで、どうでしょうか(^^ゞ (2020年1月27日 17時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 頑張ってください!面白いです! 個人的に棗巳波くん落ちもみたいです!笑 (2020年1月27日 13時) (レス) id: 39bb781660 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:miz | 作成日時:2019年2月27日 8時