一夜明けて 2 ページ28
『聞こえてる。おはよう、おかりん、百。』
「おはようございますAさん。昨夜はこちらに泊まれたんですね。」
「おっはよ〜ん!ユキが一生懸命誘ってたもんね!」
『百。』
それ以上言うなというオーラを物凄く出して言うと、百はおかりんの後ろに隠れた。
あぁ、やっぱかわいい。
わざとやっているとしても、かわいい。
私が百を見ながらヘラっと笑うと、あれ?怒ってない?と不思議そうな百の顔。
代わりに千が私の頬をムニッと引っ張る。
『はひふんの。(なにすんの。)』
「Aはもう僕のものだからね?モモ見て勝手に癒やされないで。」
『ゆひあって、ほほへひひゃひゃへへるへほ』
「何言ってんのか分かんない。」
私の頬から手を離した千はむくれている。
『千だって、百に癒やされてるでしょ。』
「えっ?ユキ・・・♡」
「モ・・・」
「はいはい、時間ありませんからね〜出ますよ〜」
おかりんが百を引っ張る。
あぁ、千は私が引っ張れってことね。
千の服を引っ張っておかりんが停めてる駐車場へ向かう。
『千行くよ〜』
「行ってらっしゃいのキス・・・」
『一緒に行くんだよ、バカ。』
「ヒドイ・・・泊まったのに、扱い変わらない。」
『まだ寝ぼけてるの?叩いて起こそうか?』
「はいはい、叩くのは止めて下さいね〜」
「二人とも本物の夫婦漫才はそこまでにして乗ろう!」
『夫婦じゃない‼夫婦は百と千でしょ。』
「夫婦・・・いい響き・・・」
「えっ!オレとユキ?いいの!?・・・愛人でもいいよ。きゃっ!」
・・・・・・この2人、本気で殴っていい?
・
千と百と、いつもの言い合いしながら千と一緒に後部座席に座らされ、百が隣がいいと文句を言えば、千にうるさいと言われて何故か私の膝で寝始めた。
『は?さっき起きたよね?!何寝てんの?!』
「Aうるさい。あんまり寝てないから眠い。寝かせて。」
そう言って寝やがった。
・・・・・・あら、言葉が悪い、私。
ふと前の座席を見れば、百がニヤニヤしながらこっちを見ている。
『・・・何。』
「え〜?べっつに〜?あんまり寝てないって何してたのかな〜とか思ってないよ〜?」
うわ、ホントに百を殴りたい・・・
殴るのは出来ないから、精神的に反撃してやろう。
目元のメイクもしていない。
サングラスを取って、助手席に顔を寄せた。
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ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ZOOL(こう打ちしか出来なくて申し訳ないです(>_<)の中では誰が、というのは特になかったんですけど、了さん側の裏を書いてると、私の中では普通に、巳波くんが絡んできたのでww2月後半か3月になるかと思いますけど、よろしくお願いします! (2020年1月29日 21時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 大丈夫ですよ! 楽しみにしてます!ŹOOĻの棗巳波にハマってしまったのです。 (2020年1月27日 21時) (レス) id: 39bb781660 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ちなみに、ベースは書いてます。でないと、百の本編の裏とりが出来なかったので(笑) (2020年1月27日 17時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ありがとうございます!巳波くんですか(汗)他落ちが話一辺倒な気がして、偏ってるなと反省途中なので、巳波くんside主体で、他が落ち着いてからで、どうでしょうか(^^ゞ (2020年1月27日 17時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 頑張ってください!面白いです! 個人的に棗巳波くん落ちもみたいです!笑 (2020年1月27日 13時) (レス) id: 39bb781660 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:miz | 作成日時:2019年2月27日 8時