嫉妬心 4 ※リクエスト続き ページ22
何って、そんなの決まってる。
『彼氏だよ。』
「じゃあ、僕のこと好き?」
『・・・・・・っす・・・すき・・・・・・』
うわ、すっごい恥ずかしい・・・・・・
千を見れなくて俯く。
顎を掴まれて千の方へ顔を向けられた。
「ふ・・・真っ赤。」
『う、うるさい。』
千の手を退けようとすると、手首を掴まれた。
『は、離して。』
「嫌だ。」
そのまま千の顔が近づくので思わず目を瞑った。
『・・・・・・?』
何も起きない。
そっと目を開けると、ジッと私を見て笑っている千。
『え?何?』
「Aは何を期待したの。」
『え?』
「目を瞑って、Aは何を期待したの?」
一瞬にして、かぁっと頬に熱が集まる。
「迫られると逃げるタイプだからゆっくりして欲しいと言ったのは、Aだ。じゃあ僕からじゃなくてAから来て。」
『そ・・・んな・・・』
恥ずかしい事、出来ない。
「僕の事好きなんでしょう?モモや囁かれたい声優より好き?」
心臓をわしづかみにされてる気分だ。
『う・・・もうやめて・・・・・・』
恥ずかしすぎて耐えられない。
涙が溜まる。
「止めない。Aは僕がどれだけAの事を好きなのか、分かるべきだ。」
千が今にも泣きそうなほど、顔を歪めた。
「ずっと一緒にいてほしい。会う度にキスをしたい。もっと触りたい。・・・・・・・・・・・・1つになりたい。」
体がビクッと震える。
「Aは?どう思ってるの。」
ドクンドクンと心臓の音が鳴る。
そんなの、耐えられない。
自分が壊れてしまいそう。
でも応えてあげたい。
でも、怖い。
相反する気持ちが、ぐるぐる回る。
辛うじて心の許容範囲を探って、答えを出した。
『キ・・・キス、して。』
千は目を見開いた後、物凄く嬉しそうに微笑んで唇を寄せた。
唇が離れると、顔が近いまま千が言った。
「次は?」
次!?
これで終わりじゃないの!?
「舌、入れるよ?」
えええ!?
『・・・っ』
千の唇が触れると、すぐにヌルリとした物が入ってきた。
口内で触れ合って、その刺激に体がビクビクする。
何度も角度を変えられて受け入れていると、服の上から胸を触られ、押し倒され・・・
『・・・っもうダメ!!もう止めて!!』
千を押して肩で息をする。
千はびっくりしていたけど、体を起こして私の頭をなでた。
「うん、待つ。」
真っ赤な顔で千を見ると、優しげに微笑んでいた。
いつもの千に戻ったようでホッとした。
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ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ZOOL(こう打ちしか出来なくて申し訳ないです(>_<)の中では誰が、というのは特になかったんですけど、了さん側の裏を書いてると、私の中では普通に、巳波くんが絡んできたのでww2月後半か3月になるかと思いますけど、よろしくお願いします! (2020年1月29日 21時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 大丈夫ですよ! 楽しみにしてます!ŹOOĻの棗巳波にハマってしまったのです。 (2020年1月27日 21時) (レス) id: 39bb781660 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ちなみに、ベースは書いてます。でないと、百の本編の裏とりが出来なかったので(笑) (2020年1月27日 17時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ありがとうございます!巳波くんですか(汗)他落ちが話一辺倒な気がして、偏ってるなと反省途中なので、巳波くんside主体で、他が落ち着いてからで、どうでしょうか(^^ゞ (2020年1月27日 17時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 頑張ってください!面白いです! 個人的に棗巳波くん落ちもみたいです!笑 (2020年1月27日 13時) (レス) id: 39bb781660 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:miz | 作成日時:2019年2月27日 8時