付き合い始めて 2〜千side〜 ページ15
ヤスがどっちと付き合っているか、という話題に留まらず、あまつさえ派閥まで出来てしまった。
Aは仕事の時に、どっちと付き合ってるかとか聞かれないだろうか?とAの心配をしたモモが、交友関係をフルに使って話が耳に入らないように手を回したのを知った。
こんな事をやっていたのか、と憤りを感じた。
別に守るのはいい。
手慣れたように手を回したモモを見て衝撃を受けた。
Aが時々モモと喧嘩してた原因はこれかと思った。
危ないことはしない事を約束させた。
派閥の割合は、モモヤスが5でユキヤスが4だ。
残りの1は、両推しとか言うのとユキモモ。
モモの方の派閥が多いのは、仕事の時に僕の取り合いをしないからだろう。
【実際はユキヤスなのに。】
噂は意外な形でAにバレた。
BorW。
モモが口止めしていた下岡さんも、噂を少しかすらせる程度にするつもりで、取り合いするの?程度に終わらせた。
なのに、新人の女性司会者がモモヤス派だと言った。
これは生放送だ。
モモも下岡さんも焦っていて、Aは訳が分かっていない。
僕がフォローするしかなかった。
ユキヤス派は会場には多くはなかった。
もうこの時は彼女だったから、別に気にしなかった。
「僕はAといたい。仕事以外じゃずっと電話で話す以外してないじゃないか。」
・・・『そうね。』
「なんで僕を避けるの。何かした?」
・・・『した。』
「何した?」
・・・『だって・・・・・・もん。』
?聞こえない。
「もう一度言って。聞こえない。」
・・・『だって、最近ドキドキするんだもん・・・』
物凄く小さな声でAが言った。
「・・・っ」
まずい。
今すぐ抱きしめたい。
こんな電話で聞くんじゃなかった。
「A、今すぐ会いたい。」
電話の向こうでAが息をのむのが分かった。
・・・『やだ。遅いし会えない。』
「じゃあ、明日、抱きしめさせて。」
Aは何も言わない。
「ね?終わるまで待つから。」
電話の向こうでどんな顔をしているのか見たい。
叶わないけど。
「それだけでいい。」
今は。
でも顔を見たら、抑えられるかな?僕。
・・・『分かった。それだけね。』
どうかしてる。
それだけのために会いに行くなんて。
でも、どうしようもなくハマってしまったんだ。
233人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ZOOL(こう打ちしか出来なくて申し訳ないです(>_<)の中では誰が、というのは特になかったんですけど、了さん側の裏を書いてると、私の中では普通に、巳波くんが絡んできたのでww2月後半か3月になるかと思いますけど、よろしくお願いします! (2020年1月29日 21時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 大丈夫ですよ! 楽しみにしてます!ŹOOĻの棗巳波にハマってしまったのです。 (2020年1月27日 21時) (レス) id: 39bb781660 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ちなみに、ベースは書いてます。でないと、百の本編の裏とりが出来なかったので(笑) (2020年1月27日 17時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ありがとうございます!巳波くんですか(汗)他落ちが話一辺倒な気がして、偏ってるなと反省途中なので、巳波くんside主体で、他が落ち着いてからで、どうでしょうか(^^ゞ (2020年1月27日 17時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 頑張ってください!面白いです! 個人的に棗巳波くん落ちもみたいです!笑 (2020年1月27日 13時) (レス) id: 39bb781660 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:miz | 作成日時:2019年2月27日 8時