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･･･「ところで今、マネージャーの車ん中？事務所に寄んの？」
『ううん。おかりんには今日の事ラビチャした。今はね、みっちゃんたちと一緒に食事しよってなって、車に乗せてもらってるの』
･･･「ええっ！？なにその羨ましいの！オレも行きたい！」
『千とラジオでしょうが･･･』
苦笑してると車がスーパーの駐車場に入る。
そうちゃんが何か言いたげにこっちを見るから、送話口を手で覆ってそうちゃんの方を見る。
“ラジオ終わったらユキも連れてって行きたい！どこで食べんの？メンバーは！？”って声が受話口から聞こえるけど。
『買い物するの？』
「はい。三月さんと寄ろうとは言っていて。Aさんは待ってますか？行きますか？」
んー･･･と思考を巡らせて、行くと返事する。
朝ご飯パンにしようかな。材料買わないと。
“聞いてる！？A！？”ってギャンギャンしてる声が受話口から聞こえるけど。
『聞いてる聞いてる。場所は内緒だって。行くのはIDOLiSH7とZOOL。あと今から買い物するから電話切ってもいい？』
･･･「ZOOL！？巳波も！？･･････って内緒･･･？店じゃないの？」
『さあ？』
･･･「ふーん？お、陸だ！じゃあ後でね！」
電話を切るも･･･
後でねって。
陸だ！って。
来る気満々だよね。
帽子と眼鏡をして、みっちゃんとそうちゃんに続いて車から出た。
小鳥遊事務所のマネージャーさんは留守番。
日はもう出てないのに、風がないし湿気もあるし。
車内との温度差。
『あつ･･･』
みっちゃんが、早くスーパーん中入ろーぜと苦笑いした。
『ねえ、百がこっちでご飯食べたいって電話で言ってたんだけど、食べる量とか時間とか大丈夫かな？』
「百さん来んなら千さんも来そうだな。ラジオ終わってからなら陸たちとそんなに変わらねえだろ。食べるのはこれから食い物買うし」
みっちゃんが言いながらカートにカゴを入れて店内に入る。
そうちゃんと一緒について行った。
『じゃあ後で場所を百にラビチャしとく』
「おー、頼んだ」
フルーツ盛り合わせや生で食べられる野菜類、お刺身や総菜系がカートに次々入っていく。
ていうか誰かの家で集まるんだろうけどどこだろ？
そんな人数入れるとこって。
小鳥遊寮は、今は候補生が住んでるし。
まあ方向から言って小鳥遊事務所方面でもないけど。
『･･･王様プリンないね･･･』
「ないな･･･」
「ないですね･･･」
デザートが並んでる所で、揃って、たまちゃんを思い出した。
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作者名：miz | 作成日時：2021年7月3日 9時
