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〜Aside〜
瑠璃とテスト勉強を始めて3日が経った。
私のうちに来たり瑠璃の家に行ったりを繰り返してる。
「妹の妹ちゃん、すっごい美人だね。本当に小6？」
『あはは、血が繋がってなさそうな位にね。でも弟は似てるでしょ？』
「弟くんは完全にAの性別変えたって感じ」
『よく言われる。でも瑠璃も百瀬くんとはそんな感じがする』
「そう？でもたまに言われるかも」
それ以外はこれまで通りと変わらない生活が続いていた。
テスト明けーー
瑠璃がググーっと両手で伸びをする。
「終わったー！A、甘い物食べに行こ！」
『いいよ。どこ行く？』
「駅前のファーストフードとか？」
『デザート安くて良いよね！行こう！』
手持ちのお小遣いを思えば、それが妥当だろう。
他にも何人か誘って行く。
注文を終えて席につくと、これからの夏休みの話題になった。
「プール混みすぎて微妙だけど、涼みたいよねー」
「海とかもいいじゃん」
『いいね！かき氷とか海鮮とか！』
「A、食べるのばっか〜」
『だって泳げないもん！！』
「「「そんな気はしてた」」」
クスクス笑われる私。
全員で言わなくたって･･･と思うものの、みんなが笑顔だからいっかと思える。
『あ、お祭りとかは？近所である？花火とか！』
神奈川に住んでた時、海の近くで花火大会があった。
あれが今まで見た中で好きだったな。海に映る花火が綺麗で。
ここから行くと、結構時間も交通費もかかるけど。
「あるよ。ここら辺だと･･･」
クラスメイトが教えてくれた場所を聞いて、多分妹や弟も行きたがるだろうなと思いながら手帳にメモする。まあ受験生は行けないだろうけど。
1学期終業式の日にあるらしい夏祭りは、花火はなくとも色々な夜店があると聞いてワクワクする。
帰り道で瑠璃が笑顔で言った。
「一緒に行かない？百は受験生だから行けないと思うんだよね。ほら、妹ちゃんも一緒にどう？」
『行きたい！話してみる！』
家に帰ってお母さんと妹にその話をすると、トントン拍子に話が決まっていく。
弟にはお土産を買ってくると言うと、その場の雰囲気がいいのにと文句を言われた。
テストが返ってきた日、私の答案用紙を見た瑠璃が小さく感嘆の声を上げた。
「え？凄いね？初めて見たけど凄いね？」
『瑠璃は？』
「だいぶ点数伸びた」
そう言うのに答案を隠す瑠璃。
伸びたなら良いけど。
瑠璃が感心したように私を見た。
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ミズ ミズ(プロフ) - KUROさん» コメント励みになります！ある程度の流れは決まっているのですが、セリフや行動にすると自分の他作を彷彿とさせないのが難しく更新が遅くなってしまってごめんなさい(_ _;)頑張ります！読んでいただいてありがとうございます！ (2021年11月23日 0時) (
レス) id: 7a55b8132b (このIDを非表示/違反報告)
KURO(プロフ) - 本当に読んでいて楽しくなれる作品だと思います！更新待ってます！ (2021年11月22日 21時) (レス) id: e464551ebb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2021年11月11日 13時
