笑顔のキミが好き【百】 18 (ページ30)

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TRIGGERへのお祝い　2　～百side～ページ30

「名前はひとみ、10歳になります。海に行ってバーベキューパーティしようって約束してたんだけど、急に仕事になっちゃって。」

マスター調整室はテレビ局の要だもんな。

マスターディレクターさんと別れて、TRIGGERにサプライズプレゼントをすることにした。

「一番驚いて、びっくりして貰えるもんがいいな！」
「それって、もしかして･･･オレたちじゃない！？」

三月の言葉に、ウインクして答えると、皆盛り上がった。

「さっき月曜日に、社長のお気に入りの店に食事に連れて行って貰えるって、十さんが言ってました！」
「いいじゃん、陸！そこでやろう！！」

『月曜日･･･』

「ん？どうしたの？ヤス。」

『私、仕事かも。楽屋行って確かめる。』

そういや、また2時間ドラマ撮るって言ってたっけ。
今度は女刑事役。
別のシリーズ。

【Aも硬派ドラマ中心だから、オレとしては安心。】

他の人とのラブシーンなんて、あって欲しくないのが本音だもんな。
昔はオレもあったけど。

皆で話し合って、お祝いの場所を突き止めたらラビチャで相談する事にした。

仕事だわー、やっぱり。とAが言いながら３人で事務所に戻る。
その間にオレは、お祝いのお店を突き止めた。

「あー、Aさん仕事ですね。顔合わせ。」

『だよねー。』

「終わったら行けばいいじゃん。」

店に電話をし終わって、おかりんとAの会話に混ざった。

『まあね･･･なるべく早く行く。おかりんも、百たちと行くでしょ？』

「Aさんと後から行きましょうか。」

『私だから、マネージャー誰でもいいし、いなくても何とかなるし、百たちと行って？』

「じゃあ、ユキとおかりんと先に行ってんね。」

歌を歌うサプライズをする事になった。

・

月曜日。

「お待たせー！わー、IDOLiSH7もう来てる！」

仕事の時間が押して慌てながら行くと、環が焦ったように手招きする。

「ももりん！ゆきりん！早く！TRIGGERが！！」

見ると、TRIGGERとカオルちゃん、八乙女パパが見えた。
そっとTRIGGERに続いて入って、クラッカーを鳴らして、それぞれお祝いの言葉を口にした。

「社長は急な用事が入ってしまって、今はいませんが、後からかけつける予定です！」

「Aもドラマの仕事だから、後で駆けつけるって！」

そう言うも店の人がいない。

【あれ･･･？】

不思議に思ってると、ドアが閉まった。

「OH、これもサプライズプランですか？」

「え？いや･･･」