笑顔のキミが好き【百】 18 (ページ13)

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肝試しページ13

カレーは凄い甘口で、それぞれ一味唐辛子で辛さを調節して食べる事になった。

【･･･っていうか、そうちゃんが持ってるパウダー、ジョロキアって書いてるよね･･･】

怖い･･･
超辛いやつ。
誰選んだの？
元々そうちゃん用として選んだんだろうけど。

「食べれない？うん、美味しいよ。匂いだけでもいいよね、カレーって。」

陸。
やめて。
どこに向かって話してんの！？
そういうのが怖いんだよ！？
超笑顔だけどさ！！

見えなくて良かったけど。

百にピッタリくっついてカレーを食べる。

野菜が大きい。
一口の大きさじゃない。
まあ、でも美味しい。

「ヤスが可愛い～！」

百がデレデレしながら後ろから私をギューッと抱きしめる。

怖いのもあって、ヤスのキャラ設定なんて、どっかに丸めてポイッとして、百にされるがまま。

「モモ、鼻の下、のばしすぎ。」

千に言われて、百が鼻をムニムニ触った。

「ん。直った？」
『ふっ･･･そういう意味じゃないでしょ。』

思わず笑った。

食べ終わって片付けて、一曲だけ天と一緒にダンスを踊る事になった。

三「あれ？WiSH VOYAGE！？」
「ヤスりん、これやりたいって言っててさ。教えたの。」
「OH！素晴らしい！」
陸「オレもやりたい！」
環「じゃあ俺もやる！ほら、そーちゃんも！」
「えっ？でもヤスさんの･･･」
「うっせーな。皆でやろーぜ！いおりんもヤマさんも！」

たまちゃんの一言で、結局皆で踊った。

『楽しかったー！！』

メイク直しして、一息つく。

「結局みんなで踊っちゃったね！･･･うん！お･･･ヤスさん！この子が、凄い上手だったって！観てて楽しかったって言ってるよ！」

陸の言葉に百がハラハラした顔をしたけど、充実感いっぱいで、可能な限りの笑顔で答えた。

『良かった！ありがとう！』

もう、その子に対する恐怖はなかった。

「じゃあオレ、夜のお楽しみ係の準備するから！」

陸がそう言って去る。

【ひ･･･！！夜のお楽しみ係･･･！！】

真っ青になって、たまちゃんの服を掴んだ。

『たっ･･･たま･･･き、一緒に逃亡しよう！！』
「え？」

『そうちゃ･･･壮五が、縄とか血糊って言ってたって千から教えて貰った･･･』
「うげ。･･･うん、分かった。逃げよう！」

たまちゃんとコソコソしてると、後ろからガッと肩を掴まれる。

「僕も逃げる。」

千だった。
３人で頷いてコソコソ。

「どこに行くんですか。」

振り返ると、ヤマさんだった。