メンバーになった理由 2 ページ23
上手い具合に話に沿ってるなあなんて、悠長な事を考えさせてくれない千は、私に有無をいわすことなく引っ張って、千の車に連れて行かれる。
やれやれ。
暫くするとショッピングモールに着いた。
「さっきAが調べてた所に、ここ載ってたよね。」
急いで確認すると、確かに載ってる。
スポーツ用品店。
「行こう。」
そのまま行こうとするからギョッとした。
『変装、少しでもしないの？』
「別にいい。」
『いいわけあるか！』
バレるのが分かってるとはいえ、千１人と、私もいるのとは違うんだよ！
巻き添えはごめんだわ。
帽子と眼鏡をして、千も眼鏡だけかけてもらう。
『眼鏡男子は萌え要素あるんでしょ？』
「･･････何。僕に萌えるの？A。」
『ないない。』
いつも通りに答えたら、眼鏡外しやがりましたよ！？
『分かった！萌える萌える！千くん格好いい！』
ちょー棒読みになったけど、千ならいいでしょ！←
千が私を睨んだ後少し考えたような顔をして、眼鏡をかけてくれた。
「行くよ。」
『はいはい。』
まっすぐスポーツ用品店へ向かってるみたいだ。
本当に百の事しか考えてない。
周りの女の人も男の人も千を振り返る。
私は少し距離をとって歩いてついていった。
Re:valeの千だと言って、でも近寄ることはせず、写真撮ってる人がちらほら。
【あっぶな･･･】
千が目立つから、私の存在は気にならないらしく、気づいてる人はいなさそう。
「何で離れて歩くの？」
『私の存在気にしないで。また面倒なの書かれるから。』
「別にAなら書かれてもいいけど。」
『こっちは良くない！』
千が、店員さんと会話しながら金属バッドを買ってるのを、少し離れた所で見る。
買い終わると、千と車に戻った。
まだ夜までは少し時間があるから、どっかでご飯たべようって言うと、頷いてくれた。
「ねえ、僕さ、“未完成な僕ら”がモモが好きな歌だって忘れてた。」
千が車に乗りながら話す。
目が合うと、寂しそうな顔をしていた。
「あんなに嬉しかったのにね。」
『ファンレターね。泣いてたもんね。』
「うん。･･････あの歌を歌って、もしも、隣に何か落ちてきたら･･･今度こそ、無理だ。耐えられない。」
千がハンドルをギュッと強く握る。
『･･････大丈夫だよ。不安になって、怖いかもしれないけど、百はどこにもいなくならないよ。』
「･･･Aは？」
『いなくならないよ。』
そう言って笑った。
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ミズ ミズ(プロフ) - エレノアさん» if･･･九条天、公開しました！のんびり更新で申し訳ないですが、良ければどうぞ＾＾ (2019年8月1日 1時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
エレノア(プロフ) - ミズ ミズさん» 分かりました！気長にお待ちしております((｡´･ω･)｡´_ _))ﾍﾟｺﾘﾝ (2019年7月22日 3時) (レス) id: 3eb5819514 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - エレノアさん» ありがとうございます＾＾どれかキリがついたら出そうと思います！ (2019年7月17日 3時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
エレノア(プロフ) - ミズ ミズさん» 出来るんですか！？凄く嬉しいです！幾らでも待ちます！ (2019年7月14日 13時) (レス) id: 3eb5819514 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - エレノアさん» エレノアさん、天くんsideは作成出来そうです。ただ、もう少し練った上で公開させて頂いてもよろしいでしょうか？ (2019年7月12日 0時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年6月22日 8時
