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『全力疾走してた時は気づかれるだけで済んだけど、信号で止まっちゃってね。探せばネットにはあるかも知れないけど、大事にならないようにしてくれた。･･･もっと注意すれば良かった。』
Aが大きくため息をついた。
「Aと二階堂くんが付き合ってるなんて噂が立ったら困るだろ。･･･似た未来あるの？」
【似た未来があったとしても、相手がAは嫌だな。】
Aは困ったように笑って言った。
『ごめんね。これからデビューに向けて大事なアイドルに傷ついちゃ駄目だよね。』
「そっちじゃ･･･っ」
思わずバッと口を覆った。
Aが誰かと噂になるのが嫌なんだと言おうとしてしまった。
Aが大きく目を見開いている。
【言いたいことが全部じゃなくても気づかれたか？】
心臓が煩い。
少しして、Aはニコッと笑った。
･･････笑った？
『私の心配してくれるの？ありがと！でも大丈夫だよ。これでも結構波風立たないようにしてるから。』
「波風立たないように？」
『うん。噂になりそうな距離になるとか、２人で食事行こうとかいう人もいてね。そういう人には言ってるの。“とんでもないです！私と噂になったりしたら貴方の評価が落ちますよ？申し訳ないので、みんなで行きましょう”とかね。』
【俺が言われた日には、普通にスルーされたって落ち込むな･･･】
「本気な人なら食い下がるよな？」
『大体の人は困った顔して引くね。本気な人なんて、そうそういないよ。』
「千と百くんは知ってるのか？」
『千が同じ現場でもあったから、２人共知ってるんじゃない？』
【２人が追い払ってるな。間違いなく。】
頬が引きつる。
自分たち以外と付き合わせない様にしてるのか？
本当にあの２人は、愛情が変な方向に深いな。
『そーちゃ･･･逢坂壮五くんの真似してるだけなんだよ、本当は。』
「え？」
『どうすれば関係を悪化させずに、いい仕事仲間として交流を続けられるか。それを考えるとね、ヤスを隠さなきゃいけないから、深くは付き合えない。ならクラスメートでそれなりの付き合い位の距離で、それを越えようとした人には、さっきみたいな対応をするのが一番良いと思ったんだ。』
クラスメートでそれなりの付き合い位の距離。
「俺が言った距離だな。」
『うん。』
嬉しそうに笑ってくれる。
「Aの中にも俺はいるんだな。良かった。」
『ん？当たり前でしょ？付き合い、なんだかんだで長いんだから。』
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ミズ ミズ(プロフ) - 南雲藍琉さん» キャラ掴み出来てますか？万の口調は千相手と夢主相手だと、ちょいちょい変わるので、ちょっとドキドキですｗ (2019年7月2日 6時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
南雲藍琉(プロフ) - 万さんの小説ってだけでだいぶキてます。供給ありがとうございます……。 (2019年7月2日 0時) (レス) id: 95a4309a02 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 麗妃さん» お待たせしました！ありがとうございます！よろしくお願いします！ (2019年6月30日 12時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - あいすさん» 読んでいただきありがとうございます！よろしくお願いします！ (2019年6月30日 12時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
麗妃(プロフ) - 万さんルートありがとうございます！待っていました！！読んできます！！ (2019年6月30日 11時) (レス) id: d59234d3e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年6月16日 10時
