18 ページ19
『へー。こんな近くに住んでたんだ。へー。』
「何だよ・・・」
『まだ会わないの?百と千に。』
「分かってて言ってるだろ。」
睨んだ。
会わない理由、分かってないのかな。
記憶があるなら分かりそうだけど。
細かい事は分からないとか?
『会ってもいいと思うけど。』
「どうしてもって言わないならまだ。」
取り敢えずそう答えて、パソコンを起動した。
・・・・・・ネットサーフィンすれば色々な情報が出てくる。
良いことも、悪いことも。
「A、余計な物まで見なくていいんだからな?」
『余計なのって?』
「悪口とか色々あるだろ?Aが今まで知らなかったって事は、ちゃんと百くんや千や事務所が守ってくれてたって事なんだ。調べなくたって耳に入ることだってあったはずだよ。ファンレターのチェックだってタレントを守るためにする。そういう事を分かった上で動向を知るんだぞ。」
『・・・分かった。』
Aが素直に頷いた。
キーボードを打ちながらAが言った。
『そういやさー、万は、つむちゃんの事どう思ってるの?』
「えっ?何だそれ。」
お茶を用意しながら聞かれて驚く。
『前に言ったでしょ。つむちゃんとお似合いだと思うって。千はロリコンだって思われてるって言ったけど。』
「あー言ったっけ?」
『そのうち、おじさんの前で口説かないようにね。』
ん?
なんだそれ。
「え?そんな未来あるの?」
『さぁ?どうでしょう?気になるって事は、自分の気持ちに思い当たることがあるって事?』
いや、紡ちゃんじゃなくて、A相手ならあるかも?
・・・あっちゃ駄目だろ。
振られるの決定だ。
・・・・・・いや、諦めるんだった。
「A、俺は誘導尋問には乗らないぞ。」
『そうね。知ってる。でも好みだもんね?私が知ってる歴代の万の彼女の共通点は・・・』
「Aは?百くんとはどうなんだ?」
一応ニヤニヤしてみる。
聞きたくないけど聞きたい。
百くんならあり得るから。
『今は何か、ヤスがモモとユキのどっちと付き合うか派閥があるらしいね。そんな未来は知らないよ。』
「それはAが絡んでるからだろ。俺は百くんとA派。千なんて苦労するのが目に見える。Aに一途なのは凄いけどな。あいつ俺の上京前位からAの事好きだよ。」
『え!うそ!え?何年前?』
「えーと、7年位?」
あの2人には今の所敵う気がしない。
171人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミズ ミズ(プロフ) - 南雲藍琉さん» キャラ掴み出来てますか?万の口調は千相手と夢主相手だと、ちょいちょい変わるので、ちょっとドキドキですw (2019年7月2日 6時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
南雲藍琉(プロフ) - 万さんの小説ってだけでだいぶキてます。供給ありがとうございます……。 (2019年7月2日 0時) (レス) id: 95a4309a02 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 麗妃さん» お待たせしました!ありがとうございます!よろしくお願いします! (2019年6月30日 12時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - あいすさん» 読んでいただきありがとうございます!よろしくお願いします! (2019年6月30日 12時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
麗妃(プロフ) - 万さんルートありがとうございます!待っていました!!読んできます!! (2019年6月30日 11時) (レス) id: d59234d3e4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:miz | 作成日時:2019年6月16日 10時