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11月中旬。
千や百くんのスキャンダルとかでサイトに写真が載ってるのに気づいた。
別にいつものことだ。
この2人はモテるから1ヶ月に1回位の割合で、こういう記事が出る。
でもいつもと違う事に気づいた。
【これ、Aだ。】
世間ではヤスじゃないかと憶測が飛ぶ中、モモヤス派やユキヤス派等の派閥が出来た。
「顔を撮られてないだけいいか。Aちゃんたら困ったなぁ･･･」
社長が本当に困ったようにパソコンを見ていた。
「あ、やっぱりAなんですね。」
「うん、だって多分これはアレだよ。毎年恒例のお泊り会。」
【ん？】
俺の眉が、ピクッと動く。
顔は笑顔。
「毎年恒例お泊り会？」
「知らない？11月11日はね、毎年泊まりに行くんだよ、Aちゃん。多分百くんと千くんと一緒じゃないかな。」
「え？」
はあ！？
男と、しかも百くんや千と泊まる！？
【アホだ。あいつはアホだ。】
襲われたらどうするんだ。
いや、3人ならまだマシか？
百くんがいるなら千を止めそうだし。
でも！
「社長、よく許しましたね。」
「だってAちゃんに嫌われたくないし。頑なに駄目って言うのも、もう20歳だから言えないし。」
「去年までは？」
「最初に突然じゃないなら良いって言っちゃったから。年に1回だけだから仕方ないかと思って。」
「そうですか･･･」
羨ま･･･いや、とんでもない。
Aを好きだと気づいても、諦めようとしていた。
他に好きになれる人がいればと思ったりもした。
会えないんだから簡単だと。
【心配で、それどころじゃない･･･】
年末のブラホワが終わると、Aが1日オフだと言って、世の中の動向を知りたいと言うので家に呼んだ。
･･･いや、良かったのか？家で。
俺の今までの経験上、家に呼んだら甘い雰囲気になってそのまま･･･という･･･
【いーや、絶対にない。あいつは、ない。】
大体百くんが好きだし、百くんや千との泊まりにすらも警戒心がないんだから、俺の家に来るのに、警戒心なんかあるわけがない。
千なら絶対に手出ししそうだけど。
･･･千にも同じ事を言われそうだな、俺。
そうなんだよな。
千が手出ししそうだから、年に1回の泊まりでも心配。
百くんとAは両思いなのに、何も起こらないはずないと思ってしまう。
【いやいや、昔なじみの友達。それ以上でもそれ以下でもない。諦める。】
そう思いながら、Aを家に招き入れた。
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ミズ ミズ(プロフ) - 南雲藍琉さん» キャラ掴み出来てますか？万の口調は千相手と夢主相手だと、ちょいちょい変わるので、ちょっとドキドキですｗ (2019年7月2日 6時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
南雲藍琉(プロフ) - 万さんの小説ってだけでだいぶキてます。供給ありがとうございます……。 (2019年7月2日 0時) (レス) id: 95a4309a02 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 麗妃さん» お待たせしました！ありがとうございます！よろしくお願いします！ (2019年6月30日 12時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - あいすさん» 読んでいただきありがとうございます！よろしくお願いします！ (2019年6月30日 12時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
麗妃(プロフ) - 万さんルートありがとうございます！待っていました！！読んできます！！ (2019年6月30日 11時) (レス) id: d59234d3e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年6月16日 10時
