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「相手を別の誰かに置き換えたら？百くんとか･･･」
『心臓保たないわ！！』
「じゃあ千？」
『怖っ･･･』
【じゃあ、お･･････いやいや、何で！】
さっきから自分がおかしい。
コントロールが効かない。
危うく、俺って言おうとした。
百くんや千の所に俺を並べたら、まるで俺がAを好きみたいじゃないか。
ないない、ないない。
「気の紛れにはなるだろ。･･････忘れるには、1つだけ方法はあるけど･･････」
『何？』
大抵、前の彼氏や彼女との行為を上塗りすれば忘れるもんだと思う。
俺はもう、既に覚えてないけど。
でも、Aは奥手だろうし、百くんも肉食そうな割には奥手そう。
相手はAだし。
思わずため息が出た。
『何で今、私呆れられたの！？』
「いや、まだまだ先だな、と思って。」
『何が！！』
【ああ、そして更に鈍感だった。こいつ、恋愛対象にあるかもって考えはないな、昔から。】
「お前、千以外に告白されても信用しないだろ。」
『ん？･･････そりゃ、当たり前じゃない？誰がこんなの好きになるの？』
キョトンとした顔で、Aが言う。
【誰がって･･･】
いるだろ。
「･･･百くんでも？」
『はっ？ないない！あっちは憧れだけだって！前も言ったよね！』
「･････････俺が悪かったよ･･････」
【手伝いの時から変わってないなら、百くん可哀相･･･でも･･･】
何でかホッとしている自分がいる。
なんだ、この気持ち悪い感情。
本当に、まるで･･････
Aを見送ってから考える。
【いやそれより、Aにとって記憶が邪魔になる事の方が問題だよな。】
物凄く辛そうだった。
吐き気がするのは、よっぽどだ。
だからと言って俺に何が出来る？
Aは前世の記憶が出てから、この約6年、記憶に苦しめられたり、逆に浮かれたりしたんだろう。
手助け出来る事なんて、今まで一度もない。
未来なんて知らない方がいい。
Aみたいに変えるのを恐れたり、でもちょっと変えてみたり。
【本当は、１つだけ言いたい事があるけど･･･それでも怖いんだろうな。それぞれが乗り越えるものが変わる未来が怖いんだろう。】
Aは時に傍観者で、時に手助けして。
まるで神様だ。
「でも･･･ただの１人の女の子だ。」
全部背負わなくてもいいんだよ、A。
誰かの葛藤も、トラウマや苦しみも。
Aに対する想いの形がハッキリしないまま、思いを馳せた。
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ミズ ミズ(プロフ) - 南雲藍琉さん» キャラ掴み出来てますか？万の口調は千相手と夢主相手だと、ちょいちょい変わるので、ちょっとドキドキですｗ (2019年7月2日 6時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
南雲藍琉(プロフ) - 万さんの小説ってだけでだいぶキてます。供給ありがとうございます……。 (2019年7月2日 0時) (レス) id: 95a4309a02 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 麗妃さん» お待たせしました！ありがとうございます！よろしくお願いします！ (2019年6月30日 12時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - あいすさん» 読んでいただきありがとうございます！よろしくお願いします！ (2019年6月30日 12時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
麗妃(プロフ) - 万さんルートありがとうございます！待っていました！！読んできます！！ (2019年6月30日 11時) (レス) id: d59234d3e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年6月16日 10時
