チョモランマ ページ8
プロポーズしたかどうかの話になった。
百が余計なことを言うと思って、百の口を手で押さえた。
『余計な事言わないで。』
「何で？プロポーズって言えば、指輪贈って結婚して下さい！でしょ？ユキ、してないの？」
『指輪とかよりも、正式に言ってないの。昔に、僕のお嫁さんになる？って言ったりとか、親に付き合ってる挨拶したからとか、結婚したら家事分担できていいとか。それでプロポーズしたと思ってんの。だから認めない。』
「ああ、ユキらしくて超イケメン！」
『そういう話はしてない。』
「あはは。でもそこは、ちゃんとして欲しいよね。女の子としては。」
『まあ、夢見てる訳じゃないけど、最低限ね。プロポーズの言葉は？って聞かれて、分かりませんとか、家事分担しようとかいう答えはないと思うのよ。まあ、それより事務所とか未来の事件とかで、そうそう無理だと思うけど。自分で考えさせといて。時間は多分あるから。』
「事件？多分？」
『私がいつ何があるかは分からないから。』
百は、なるほど、と頷いた。
〜千side〜
仮歌に着手してたけど、うまくいかなくてデモを完成させた。
徹夜だ。
【最近徹夜多い･･･】
明日ジム行こうってモモが言ってたな･･･
止めよう。そうしよう。
体絞ってるって理由で、Aは連れて行かれるんだから、２人でいいじゃないか。
Aと一緒にテレビ局の廊下で、おかりんにデモを渡した。
【･･･眠い･･･】
廊下の壁に寄りかかって目を閉じる。
あ、寝れそう。
･･････Aに寄りかかってもいいかな？
いいよね･･････
何か声がする。
『それは万もでしょ？』
【万？万がいるの？】
重い瞼をゆっくりあけると、万とAがいた。
作曲の話をする。
出来たの聴くかな？
聴くか聞くと、怒られた。
「完成したものはレビューサイトで評価するけど。」
「辛口なんだろ。」
「馬鹿。」
「『いつだって星5だよ。』」
何でAが言うの。
「なんでヤスが知ってるの。」
『え？だって万の家のCDラック、Re:valeの同じCDが3･･･っんー！んー！』
万がAの口を手で塞ぐ。
万の家。
Re:valeの同じCD･･･
【Aは万の家に行ったことあったっけ。】
まあいいや。僕のだから。
それよりも同じCDがあるなんてね。
認められた気分。
いや、勝ったような気分？
そうね。僕が作ったんだから。
「同じCD？･･････へぇ。」
万がAから手を離して小さく息を吐いた。
チョモランマ 2 〜千side〜→←新しい派閥･･･？ 2 〜千side〜
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ミズ ミズ(プロフ) - 伊織露維さん» いつもありがとうございます！気分はずっと書いていたいんですけど、体と時間は思うようにいきませんね(笑)でもお気遣いありがとうございます＾＾気をつけながら頑張ります！ (2019年8月5日 8時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
伊織露維(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです。更新を何より楽しみにしています。お疲れの出ませんように…。 (2019年8月5日 1時) (レス) id: 2aaf981a59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年5月31日 8時
