NO DOUBTのカフェ 〜千side〜 ページ20
仕事が終わって、Aがドラマ撮影している現場に行く。
当然体は痛い。
モモは帽子とメガネ。
僕も帽子とメガネ。あと三つ編み。
声をかけられるも、コスプレで通した。
「あはは！コスプレって･･･さっすがユキ！断り方も新しくてイケメン！」
モモが笑う。
「でもAはコスプレの訳にはいかないからなあ･･･ユキのイケメンオーラは隠せないし。ヤスさんは？って聞かれると困っちゃうな〜」
確かに。
３人揃うと言えば、Aではなくヤスだ。
「･･･僕、Aみたいに全部帽子に髪入れるよ。そうすれば幾分かマシだよね。」
そしてAとラビチャした後で待ち合わせした。
Aは、意外な変装でやってきた。
エクステを取って、２つに分けて三つ編み。メガネと帽子。
「ぶ･･･クク･･･お堅い委員長みたい･･･」
『うっさいな。これならバレないでしょ？』
「オレんち来る時よりも、すっごい変装だね？」
『２人と食事なら、これくらいしないと。』
言いながら歩く。
誰も振り返ることなく店が近くなると、Aの目が大きく見開かれたのに気づいた。
【どこ見てるの。･･････カフェ？】
行く予定のカフェ。
モモがココだと言って、店前で待っててと言われると、更に目を大きくして、頬がほんのりピンク。
･･･物凄く嬉しそう。
【凄いかわいい･･･】
というより愛しくてかわいらしいかなと思って、思わず抱きしめた。
『え？･･･千？』
「すっごい可愛い･･･そんな顔見せられると困る。」
『･･････困る？』
「僕、すごく筋肉痛なのに･･････欲しくなる。」
『･･･え？』
「お待たせーーって、何してんの。店先で。さすがに他でやってよ〜。」
モモが笑いながら僕らを離した。
Aの顔は真っ赤だ。
モモは嬉しそうに、Aに席を勧めた。
テラスで食べるらしい。
【ここ、僕が座った所で、こっちはモモだ。】
モモがMVで座った所にモモが座って、僕とAが向かいに座った。
どうやらAは、MVで使われた所は、ほぼ行きたかったらしい。
「どうして？」
「Aはオレ達が好きだから、ファンの子と同じ様な気分なんだよ！」
「メンバーだろ？」
『いいの。MVの決定稿見て、行きたくなったの。』
「ふうん？」
そういうもんか？
･･･そうか。
ホテルも楽しそうだったから、そういう物なのかも。
Aにとっては。
そう思いながら食事をした。
NO DOUBTのカフェ 2 〜千side〜→←NO DOUBTのMV撮影 4 〜千side〜
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 166人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アイドリッシュセブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミズ ミズ(プロフ) - 伊織露維さん» いつもありがとうございます！気分はずっと書いていたいんですけど、体と時間は思うようにいきませんね(笑)でもお気遣いありがとうございます＾＾気をつけながら頑張ります！ (2019年8月5日 8時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
伊織露維(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです。更新を何より楽しみにしています。お疲れの出ませんように…。 (2019年8月5日 1時) (レス) id: 2aaf981a59 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：miz | 作成日時：2019年5月31日 8時
