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新しい派閥・・・? 2 ページ49

千の答えに満足したのか、ユキA派の彼女は、ほらーと笑顔だ。

「いや、実際はどうだとか、そういうのないからね!?」

百が笑いながら言うと、4人は、えー・・・と言いながら分かってますよと言って笑った。
面白い話が聞けたお礼と言って、コースターにサインをして事務所に戻った。

「オレ、Aと噂になれない。」

フラッペを飲みながら、膨れた様に言う百。

『いや、噂になっちゃ困るんだけど。』

「万がいた時は、あったでしょ。モモとAは共演がないからね。モモが出るドラマ、Aは出てないし。ただ、業界では噂になってるね。」


AはRe:valeに可愛がられている。
二階堂大和と付き合っている。
千と百は、Aに振られている。


微妙に本当の事も混じってるけど、全部証拠があるわけでなく。
視聴者達との認識の差は、証拠の有無と世間に出る前に潰してるという差だろう。
1回噂になったのは、千とキスシーンがあった、あのドラマの頃だ。

『百も千も、色んな人と噂になってるのにね。』

「困るよね。知らない人と噂になられても。」

「知らない人って事はないでしょ!でもデートなんてしてないのにさ、写真撮られんの困っちゃうよね。Aに一度も疑われた事がないって、奇跡だと思う!」

『・・・そうね。』

疑った事はないけど、妬いた事は、かなりあるよ。
週刊誌に出る度に、危機感ないなとか、隙あるから撮られるんだとか思ってた。

でもそのたびに百が、これはどういう時に撮られたとか、こういう理由があったとか説明してくれた。
売り出したい子とか、利用されてるの分かっててやってそうとか、そういうのが分かると、逆にその子が可哀想に思えたりして大丈夫になった。

そうじゃないのは百には分かるらしくて、好きな人がいる事を言ってくれたり、逆に他の人紹介したり。それでも駄目だと、付き合ってる人がいるって、ちゃんと言ってくれてるらしい。

【モテる人って凄い大変だよね・・・千は別にどっちでも素っ気ない態度だけど、百は人が大好きだから、なるべくそうしたくないんだろうな。】

おかりんが運転してくれる車内で、そんな事を思いながら外を見ていた。

百はMVの構成案を見ている。

そういや、どうなったんだろ。
私の出演部分。

気になる。

フッと百と目が合った。

「ん?一緒に見る?」

『見たい!』

くっついて見せてくれた。
頭に流れるのは、完成されたNO DOUBT。

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作者名:miz | 作成日時:2019年5月16日 5時

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