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シケメン 2 ページ47

「『おはよう、モモ/百。』」

「あっ、ダーリン、ハニー!オレに会いに来てくれたの!」

「『いや、ここ僕/私の事務所だから。』」

岡崎事務所に行くと、既に百は来ていた。

「そうだったー!おっはよー、ユキ、ヤス!撮影は順調?折角のイケメンユキがシケメンユキになってるから、モモちゃん心配。」
『あはは。』

全然心配そうじゃないんだけど。
からかってる様にしか見えない。

「さりげなく失礼じゃない?人間は悪くないよ。・・・人間関係はさておいて。」

「Aも撮影一緒なら、何とかなんじゃないの?ユキは一番苦手なヤツだけど。」

「Aは、そこまで僕と絡まないからね。」
『Aは、もうすぐ撮影終わりだし。』

「犯人に密かに恋心持つ役でもあるけどね。最後のシーンだけ残ってるよね。」

ヤスが頷く訳にもいかずに、返事の代わりに微笑む。

『千も人間関係頑張ってみればいいのに。』

「“ヤスには”言われたくない。Aに言われたとしてもね、僕は川だし。人のご機嫌をとって流れを変えたりしない。」

「『また川?』」

え?あれからずっと、くすぶってるの!?

百と千が、デモが出来たら作詞しようと言ってる。

「あ、百くん、千くん、ヤスさん。お疲れ様。もう集まってたんですね。」

おかりんが事務所に入ってきた。
他の事務所スタッフも挨拶をしてる。

『今日私さ、千を起こしてないよ。徹夜明け。』

「寝ろって言われたら今すぐに寝れるけど。」
「わああ、駄目です駄目です!仕事だから起きてて下さい。」

今日の仕事の確認をする。
下岡さんの番組撮影の後、取材が2本。

「MVの構成案も来てるので、後で目を通して下さい。」

ラフ音源明け方だったのに、もう出来たの!?
ある程度決めてたのかな?

「まずは収録までに、千くんの顔をどうにかしなければいけませんね。」

「おかりんも、僕の顔、シケてるって思う?」

「時化というよりは、千くんが川なら、氾濫ってとこでしょうか。」

「『氾濫・・・。』」

千はショックそうに呟いたけど、私は笑った。

『頑張ったのにね。顔洗って、外の空気でも吸ってくる?』

「いいね!3人でデートしよ!」

『どこ行く?』

「カフェ行こ!カフェ!近くの!2人のお気に入りの!」

百が楽しそうに言ってる。
単語が羅列されてるだけで、文章になってない。
笑いながら、いいよと言うと、千が、モモは何を飲むか聞いてる。

百は笑顔で答えた。

「桃とりんごとヨーグルトのフラッペ!」

新しい派閥・・・?→←シケメン



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作者名:miz | 作成日時:2019年5月16日 5時

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