ゲーム以外の記憶 ページ38
『ずっと作ってなかったもんね。千は宿泊施設で時々作ってたけど。』
「部屋のキッチン使ってね。でもこの一週間で何回かユキのご飯食べに行ったよ！あ、これお土産。」
百がそう言って、テーブルの上にお菓子の箱っぽいのを置いた。
料理をテーブルに置くついでに覗き込むと、生八つ橋。
『京都？大阪公演成功したら行くよね？』
「母ちゃんが、お土産だって送ってくれた。他にも何か色々？あと･･･」
『ん？』
「Aと仲良くやってるかって。仲良いって返しといた。」
百が照れたように顔を赤くして頭を掻くから、こっちも恥ずかしくなってきた。
『た、食べる？まだ晩御飯には早いかな？』
「食べる！食べながらあの話したくないし、食べよう！」
食べ終わって片づけてからソファで話した。
「Aはさ、オレがAを気に入ってるって了さんに言ったから、了さんがAに興味持ったって言っただろ？何で？」
『理由は言えないけど、そのうち分かるよ。千がいる所で聞かなくて正解だね。』
「まだ了さんに会ってないんだ。だから上手く行ったのか分からないけど、助けがいるとか連絡ないから大丈夫だと思う。あとさ･･･佐藤さんって人は？これから関係する人？」
ああ、そういや今度言うって言ってたな。
『ううん。あの人はアイドリッシュセブンのゲームには関係ない。』
「じゃあ結構聞いて良いの？」
百が驚いた様に言ってきた。
どれ位聞いて良いのか迷ってたらしい。
前世の旦那さんに似てる、佐藤さんも私を見て懐かしいと言ってた事を言うと、分かりやすく不機嫌になった。
「前の男なら聞きたくない！」
『じゃあ言わない。でも前の男じゃないからね。前世。』
「でも記憶にあるんでしょ！？」
『何で喧嘩腰なの？だいぶなくなっ･･････あ。』
百がキョトンとした。
「なくなってんの？記憶？」
『あー･･･えとね。』
前世の夫婦を思い出すと気持ち悪くなってたのが上書きされて、ほぼなくなった事を言うと、百はポカーンとしていた。
「いつなくなったって気づいたの？」
『え？気づいたらなかった。』
「じゃあその記憶だけ無くなる？」
『元々前世自体は、エレクトーンとお菓子と子供とアイドリッシュセブン以外はあまり興味なかったから記憶はさほどないし、佐藤さんに会わなかったら知らないままだったかも知れないけど。分からない。』
「ふうん･･･ほぼ、ね。」
百の機嫌が物凄く悪いまま話し合って、百は泊まる事になった。
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ミズ ミズ(プロフ) - 汎用うさぎさん！ありがとうございます！描いて貰える事があるなんてびっくりで、とっても嬉しいです！夢主ちゃんですよね？リンク貼らせて頂きますね♪ (2019年5月9日 21時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
汎用うさぎ(プロフ) - イラスト描いてみました。良ければ使ってください！http://uranai.nosv.org/img/user/data/3/6/b/36bc53eadf1a1bf4c404b48dc6d305f7.jpg (2019年5月9日 18時) (レス) id: 8e53fc3a0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年5月2日 18時
