お仕事企画・ヤス 4 ページ37
『あれ？すごい声が出るね。喉の反射区はここだね。わ、ここもゴリゴリ。老廃物なんだよ？このゴリゴリ。』
「い”だ･･･っ」
涙目の千の隣のベッドで座って見ていた百に、震える千の手がのばされた。
百は心配そうに千の手を両手で握って言った。
「ユキ大丈夫！？アイドルがしちゃいけない顔してるよ！？」
「モ”･･･っだ、大丈･･･」
ちょっと圧を緩めると、冷や汗をかきながら荒い呼吸をしてる千が私を睨んだ。
「モモには、こんなこと、しなかったのに。」
『百の方が疲れてないんじゃないの？ね？百、気持ちよかったよね？足裏のツボ。』
「うん！すんごい良かった！また頑張ろうって思うよね！だから皆、来るんだね！」
『じゃあ次、ふくらはぎするよ〜。』
あら、めっちゃ張ってる。
思い切り揉むと、千の声にならない声が聞こえた。
『じゃあ全身しますねー。』
「もう･･･ヤス･･･後で、覚えといて･･･」
ゼハゼハ言う千に、覚えた通りのボディケアを、今度はちょうど良さそうな力加減で施術した。
『何を？』
言いながら揉んでいく。
千はそれには答えず、しばらくすると寝息が聞こえた。
百と目が合って微笑み合った。
施術が終わると、OKですと言うスタッフの声で職場体験は終わった。
「ユキ、ユーキー！帰るよ〜！」
中々起きない。
いつも通りっちゃいつも通り。
『百、これで起こそう。』
私は指で、千の足裏に思い切り圧を入れた。
「い”･･･った！」
「『起きた！』」
千は私を睨みながら体を起こした。
「･･･あれ？すごい軽い。」
『ん？そう？良かったね。』
「･･･後で覚えといてって言ったの、撤回してあげてもいいよ。」
『めっちゃ上から目線だね、千。』
リラクゼーションサロンの人たちに、サインとお礼を言ってから家に帰った。
百は後で家へ来る。
【月雲了と話したのかな？】
ほぼ一週間会ってなかったから、どうなってるのか知らないな。
パーティの後が大阪公演だと思って、準備もしておく。
あけぼのテレビのパーティーに着ていくドレスもクローゼットから取りやすいように配置した。
まだ夕方だし、これからご飯食べてから帰るかな？
何か作るか？
また家を留守にするから、そんなに材料は買ってないけど、二日分位はある。
【どうせ話があるんだし食べるよね。】
そう思って調理を開始した。
作ってる途中で百が来た。
「おじゃましまーす！･･･あ、良い匂い！やった！Aの晩御飯〜久しぶり！」
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ミズ ミズ(プロフ) - 汎用うさぎさん！ありがとうございます！描いて貰える事があるなんてびっくりで、とっても嬉しいです！夢主ちゃんですよね？リンク貼らせて頂きますね♪ (2019年5月9日 21時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
汎用うさぎ(プロフ) - イラスト描いてみました。良ければ使ってください！http://uranai.nosv.org/img/user/data/3/6/b/36bc53eadf1a1bf4c404b48dc6d305f7.jpg (2019年5月9日 18時) (レス) id: 8e53fc3a0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年5月2日 18時
