笑顔のキミが好き【if･･････二階堂大和】3 (ページ36)

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「･･･っ、一生適当言ってろ！Aと付き合ってんの言ってくれて嬉しかったのに！ちゃんと大事に出来るもん持ってて、大事にしてるんだと思ってたけど！違うのかよ！適当な人間のふりして居直ってろよ！」

「勝手な説教してんじゃねえよ！おまえみたいなやつに、俺の気持ちが分かるかよ！」

「わかって欲しいなら伝えろよ！あんたの声で！あんたの言葉で！あんたが犯罪者だったとしても、今さら嫌いになんてなってやるかよ！あんたにして貰った事忘れるもんか！なんで、それが分かんねえんだ！？Aだって同じ気持ち･･･」
「だめです！兄さん、それ以上は･･･っ」
「･･･っ」
「･･･ッ、うっせえなあ、もう！」

リクが絆創膏持ってくると言うも、部屋に戻った。

これ以上、ここにいたくない。
鞄に服やしばらく必要な物を突っ込む。

【俺だって好きでAと距離置いてんじゃねえよ！言いたくない事もあんだよ！守りたいもんが･･･っ】

失いたくない。
守りたくて失いたくないもんが

俺が壊してしまうなら

せめてそれをフォロー出来る位の

名声を

手柄を

役に立ちたい。

「･･････っちくしょう･･･」

鞄を持ってリビングに行くと皆が揃ってた。

「･･･ヤマさん、その荷物なに？どっか行くの？」

「しばらく戻らない。これ以上、撮影現場に迷惑かけるわけにいかねえんだよ。」

壮「待ってください！何があったのか説明して下さい。こんな･･･」

「オレが聞いたんだ。大和さんが話さない事情のこと。」

「それで殴り合いに？それで、出て行くって言ってるんですか？」

「そうだよ。顔合わせない方がお互いのためだ。じゃあな。」

ソウが俺を止めて抱え込むなと説得してくれるけど、俺とソウは違う。
タマもケンカするなと言うけど、一番してた奴が言うのか？

「･･･いい。オレが出て行くわ。」

ミツが？

「兄さん！」
「殴って悪かった。だけど、他の事は謝んねえよ。」

ミツはスマホと財布だけ持って出て行った。
イチが追いかけて出て行く。

【あいつらが･･･でも･･･】

「みっきーといおりん、本当に行っちゃった･･･。」

「･･･。ヤマト」
「･･･なんだよ。」

「アナタの望み通り、ミツキの顔は見えなくなりました。アー・ユー・ハッピー？」

【！！そんなわけ･･･っ】

「･･･っ、どけ･･･！」
「･･･っ」

寮を出た。

「陸くん。Aさんに電話しよう。僕はマネージャーに連絡する。」
「はい！」