笑顔のキミが好き【if･･････二階堂大和】3 (ページ4)

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陸がヤマさんのズボンにお酒をこぼすのは知ってたから防いだ。

酔うのは分かってた。
だから、家に行っていい？って聞かれても、まぁ、無理だと思ってた。

飲み過ぎると説教臭くなるのも知ってる。
･･･でも説教臭くなるの、初めて見たけど。

TRIGGERも来て、八乙女パパも帰して、皆いい感じに盛り上がって･･･

【何でヤマさんと２人で端に追いやられてるの私。】

いや、甘えてきたんだよ、この人。

・

「Aちゃーん、一緒にいてー。」

『ヤマさん･･･？』

あんた誰。

一緒にいてなんて、こういう場で言うキャラじゃないよね？
一緒に飲もうとかなら言うけど、これはキャラ崩壊･･･？

「ヤマさんじゃなくて、大和って呼んで。」

うわ。
ヤスが呼んでる呼び方の方が好きなのは知ってるけど、ストレートに恥ずかしげもなく言われたのは初めてだ。

「ヒューヒュー！大和、お熱いね～！」

『百、怒るよ？』

「もう怒ってんじゃん！ごめんなさい！」

百が謝るのが早い。
そこまで睨まなかったと思うんだけど。

「TRIGGER歌うの～！」

酔っぱらってるそうちゃんが、龍ちゃんに膝枕をさせているのを苦笑いしながら見てると、そうちゃんにピシッと指で指された。

「Aちゃんと、やまさんは、端っこでイチャイチャしてて！」

『え～？なにそれ！誰がイチャイチャ･･･』
「うん、する。」
『はぁ！？』

ヤマさんの返事に、そうちゃんは機嫌を良くして、またTRIGGERに歌え、踊れと注文している。
酔っぱらっているのに意外と力があるヤマさんに、ズルズルと端に連れて行かれた。

・

･･････今に至る。

「しないの？イチャイチャ。」

『しません。絶対明日、後悔するよ。』

「しない、しない。」

千が楽しそうに、私とヤマさんの写真を撮ってる。

絶対、これだけで後悔する。

IDOLiSH7の大人組は酔っぱらってるので、万も送ってくれる事になった。
･･･いらんのが2名付いて来た。

『２人共帰りなよ。明日、早めに事務所来てって言われたでしょ？』

「大丈夫！オレがユキ起こす！」

「じゃあ僕が車で連れて行けばいいね。Aもお迎えしようか？」

「んー･･･たまにはそうする？じゃあ、おかりんにラビチャしとく。」

IDOLiSH7を寮に送って、百と千と万に私のマンションまで送って貰って家に入った。