笑顔のキミが好き【if･･････二階堂大和】3 (ページ29)

今日:4 hit、昨日:3 hit、合計:37,438 hit

100 ページ29

ヤマさん、とんでもないもの放り出してきたな。
余計な事して。

『大丈夫だよ。食べられないから。』

･･･「何で言えんの？」

『普通なら食べれないでしょ？たまちゃん、食べて美味しくないモノ食べないでしょ？』

･･･「まずいもんは食わねえ。」

『うん。だから大丈夫。人がおいしいなんて聞かないし。ヤマさんは、からかっただけだよ。』

･･･「人食いの本に、うまいって書いてたら？」

うーん。
もう、ヤマさんお説教確定。

『人食いの役じゃないから、大丈夫。』

電話の向こうで、そうちゃんが「そうだ、環くん。男性は筋肉質で美味しくないとは聞くよ？」と言っている。

･･･「ん？でもヤマさん、筋肉好きじゃん。」「環くんには負けるって言ってるね･･･でもおいしそうとは言わないよ？」

おお、そうちゃん。
いい感じ。

･･･「そっか。じゃあもっと筋肉つけばいいんだ。Aっちも、筋肉つけろよ？」

あら、飛び火。

『エレクトーンで意外と腕はついてると思うんだけど。』

･･･「Aっちは、ちっこくて全体的に柔らかいから、食べられちまうかも知んねえし。」

『たまちゃんから見たら、そりゃ小さいでしょ･･･一応平均だと思うんだけど。まあ大丈夫だよ。電話出れなくて心配かけてごめんね？ヤマさんにはお説教しとく。』

･･･「うん。ホッとしたら眠くなってきた。おやすみ。」

『うん。お休み。そうちゃんにも伝えておいて。』

分かったーと言われて電話を切った。

そのままヤマさんに電話。
出ない。

ラビチャ。
既読がつかない。

そういや、監督に色々言われて、ミナにも嫌味言われて･･･必死なんだっけ。
いつものヤマさんなら気負わなくても出来るのに。

監督もミナも、余計な事を言ったよね。
まああれがないと、喧嘩も起きないけど。

『喧嘩ねー･･･』

そういえば百に、みっちゃんといおりんの事、お願いしなきゃなと思ってると、百から電話が来た。

ヤマさんと付き合ってるのがバレているけど噂で信憑性がないと言っておいた事、ヤマさんの生音声を取ってきてと取引した事、３グループをツクモに取り入れようとしてる事を聞いた。

･･･「一応周りには気をつけて。オレも時々見に行くけどさ。」

ああ、だからちょうどよく、みっちゃん達に会えたんだなと思うものの、一応IDOLiSH7の子が仕事以外で夜に外歩いてたら話を聞いてあげてと言っておいた。

どこで何を見落とすか分かんないもんね･･･