IDOLiSH7結成1周年 7 ページ49
天「しっかり関西弁喋れる人がいて良かった。さすがAさん。」
『巻き込まれると思わんかってん･･･。』
万「A、もう終わったんだよ･･････。」
『いや、なんか抜けんのよ。』
千「ああ、関西でのライブ後って、いつも東京に戻るまで直らないな。」
『みんな関西弁ちゃうから直ぐに戻るんちゃうかな。』
苦笑いしながら言うと、百が仕切る。
「それじゃあ、一難去った所で改めて！」
音、万、紡、Re「『IDOLiSH7、グループ結成1周年おめでとう！』」
TRG「おめでとう！」
I7「ありがとう！」
皆で乾杯をした。
『たまちゃん、デザートちゃんと確保した？』
「した！王様プリン！」
見ると、かなり用意してたはずの王様プリンが全くない。
百「あれ？もうなくなっちゃったの？王様プリン。遅かったかー。」
視線をたまちゃんにやると、分かりやすく目線を逸して口笛を吹いている。
『た、たまちゃん･･････。』
「なーにー？」
『1個くらい･･･。』
「ももりん、俺のプリン前、全部食べた･･････。」
わー、流石。
王様プリンの事になると執念深い。
『1個取り返したでしょ？』
「う･･･」
たまちゃんが部屋から出て直ぐに戻ってきた。
「ももりん、これ、やる。」
めっちゃ泣きそうになりながら王様プリンを差し出している。
あー、これだと、百･･････。
百を見ると、やっぱり目をウルウルさせてる。
「いいよ！環食べな！」
「えっ？でもAっちが･･･。」
「いいよね！A！」
『す、好きにして･･･。』
もう何だこのコント･･･。
全部絶対、たまちゃんが持ってるんだろうにな。
まぁいいや。
帰る時は、IDOLiSH7の大人組がだいぶ酔っ払ってたので、万が送ると言ってくれた。
「僕も行く。」
「オレも行く。」
私は万と顔を見合わせてため息をついた。
「いいけど手伝えよ。特に千。」
『そしてちゃんと帰ってよね。』
「「冷たい･･･。」」
「でも、バンさん！手伝います！体力には自信があるんで！」
百がそう言って万の方へ行く。
『はは、久しぶりに聞いた。懐かしい台詞。』
旧Re:valeの手伝いをしてた時以来だ。
「そうね。懐かしいね。」
千が百を優しそうな目で見ながら微笑んでいる。
「ずっと僕らといてくれるかな？」
呟くようにポツリと言った千の言葉は、しっかり耳に届いた。
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作者名：miz | 作成日時：2019年4月19日 5時
