存在する意味 3 ページ21
『そうそう。助けようって思って動くんじゃなくて、考える前に動くよね。』
「大人になったんだし、ちょっとは考えてから動けよ。こっちが心配する。･･･で？どうするんだ？」
『いや。見合った時期って言われて、ちょっとどうしようか考え中。変えたい未来があったんだけど、何かあった時の補正も大変だろうし、どうしようかと。』
言うと、万が驚いた。
「変えるのか！？未来を！？」
まぁそうだよね。
ずっと変えるのを怖がっているから、そのまま行くと思ってただろうし、私もそのつもりだった。
でも、苦しそうな百を見ているのは辛い。
『実際ちょいちょい変えてるというか変わってるし･･･いや、なんていうのかな･･･メインの筋はそんなに変わらないんだけど、枝分かれしてるサイドみたいなのが変わってるんだよね。』
知らないうちに変わっている事もあると思う。
「Aが記憶なかったら、この先どうしてる？」
『記憶がなかったら･･･』
どうしてるだろう。
百は、万に会いたいか分からないと言った。
じゃあまだ会わない方がいいんだろう。
喉が治るのに必要なのは、万に認めてもらう事と、千が百に対して一生懸命なのが伝わる事だから、それが出来るなら、こけら落とし前でもいいと思ってた位だ。
だから未来を変えるなら、ヤマさんの協力で千を煽る事をすればいいと思った。
それを皆との共演ですればいい。
役者は揃ってる。
記憶があるからこそ、出来る事だよね。
でも見合った時期って言われて気づいた。
皆はRe:valeが、万と千と私だったのを知らない。
そもそも千は、百の苦しみを知らない。
それが分からないと誰も説得できないし協力を受けてもらえるかは難しい。
天に盗作の話をした時がいい例だ。
じゃあ、記憶がなかったら？
･･･百の想いを、千に言ってるかな。
きっと、千と一緒に、百の声を治そうと考えてる。
「A、無理に変えなくていいんだよ。知らないことも多いって、離れる前に言ってたよな？順番を守れば時期が早くたってきっと、想像出来ない最悪の未来は来ない。」
『そんなの分かんないよ。』
「Aがここにいるのには意味があるんだ。でなきゃ皆、お前のことを好きになったりしなかったよ。いてもいなくても変わらないなら、誰も興味を持たない。Aが言うように紡ちゃんがモテるだけだ。」
いや、まあ、それもわかるけど、結構そのまま紡モテてるんじゃないか？
あ、でも違う人もいるか･･････
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ミズ ミズ(プロフ) - 巫リオネさん» いつもありがとうございます！公開しました！教えていただきありがとうございました！ (2019年4月13日 9時) (
レス) id: 9f5e9cb3e5 (このIDを非表示/違反報告)
巫リオネ(プロフ) - コメント失礼します。いつも楽しく拝読させて頂いております！登場人物みんな可愛くてかっこいいです…！これからも応援してます！あと補足なんですが…それぞれの反応2が公開されていないみたいです…… (2019年4月13日 7時) (レス) id: e609e440af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年4月6日 12時
