TOP会談前日 ページ2
TOP会談前日。
久々に百と千が揉めていた。
『ねぇ、そこら辺にしとこうよ･･････』
「「ヤスは黙ってて！」」
【あぁ、言うんじゃなかった、あんな事。】
先を知ってる私が気にした、エスコートする人。
流れでやるんだろうし、百はカオルちゃん、千は紡、じゃあ私はエスコートする側？される側？って思っていた。
だってメインはRe:valeだから。
でも残ってるのって、22歳組とおかりん。
･･････まぁ、がっくんと一緒になるよね普通。
No.1同士で、正体もばれてるし、いいんじゃないかな。
で？エスコートする側？
って思ったんだけど。
“Re:valeが仕切るから、私ってエスコートする側だよね？”
何となく２人に聞いた。
おかりんがいる時に、おかりんだけに聞けば良かった。
“何それ。”
千がキョトンとして聞いてきて、百は笑顔で聞いてきた。
百は完全に、面白そう！って顔に書いてる。
その時点で聞く相手を間違えたと思って、何でもないと言ったのに、一瞬で色々考えて答えを出したのか百が笑顔で言った。
“ヤスをエスコートするのはオレでしょ？”
その答えは求めていない。
そう言おうとすると、千が“僕もヤスをエスコートするよ。”と言い出した。
それから、ずっと揉めている。
そろそろ収録じゃないの？
時計を見る。
でも揉めてても、絶対に仕事じゃオンになって仲良く出来るのが２人。
でも明日、どっちがエスコートするかまでの話になってるしな･･･
『私、つむちゃんエスコートしよう。２人でカオルちゃん取り合って。･･･そうだ！千が大和エスコートすれば面白そう！』
「何言ってんの！ヤスのエスコートはオレがするの！」
「僕がするよ。」
『カオルちゃんは？つむちゃんは？Re:valeは、おかりん入れて４人なんだから、やっぱりエスコートする方だよね？向こうも４人だし。』
言うと、百と千が見合った。
わー、何かたくらんでそう。
スタッフに呼ばれて収録現場へ行く。
百も千も、カッコ良く歌って踊っている。
トークも、揉めてたのを感じさせないし、やっぱりプロ。
【TOP会談が終わったら･･････。】
百には、私の傷痕は三度見せた。
最後に見せたのは、ナギにスペシャル・ミッションした日、夕飯食べる前だ。
少しずつではあるものの、慣れてきている。
それが、歌えなくなるのを少しでも遅く出来ればと思う。
精神的な問題だから、克服出来ればいい。
収録が終わっても、千と楽しそうに笑っている百を見て、そう思った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 366人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アイドリッシュセブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミズ ミズ(プロフ) - 巫リオネさん» いつもありがとうございます！公開しました！教えていただきありがとうございました！ (2019年4月13日 9時) (
レス) id: 9f5e9cb3e5 (このIDを非表示/違反報告)
巫リオネ(プロフ) - コメント失礼します。いつも楽しく拝読させて頂いております！登場人物みんな可愛くてかっこいいです…！これからも応援してます！あと補足なんですが…それぞれの反応2が公開されていないみたいです…… (2019年4月13日 7時) (レス) id: e609e440af (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：miz | 作成日時：2019年4月6日 12時
