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「あのさ……、」
『……え、』
和ましい雰囲気から一転
ユンギさんからは笑顔が消えていて
今度は……真剣な眼差しをこちらに向けている。
でも怖くは、…ないかな。
「お前ならどーする？」
私なら…？
「テヒョンが言ってたろ？」
それって、さっきのはなし…？
「なー、…俺はどうしたらいい？」
どうしたらって…。
急にどうしたんだろう。
なんで私に…。
でもユンギさんがそう言うなら
ちゃんと答えるべきだよね、
えっと、うんと、私なら……、
テヒョンさんとユンギさんの会話を頭に思い浮かべてみる。
上手くは言えないけど
私が言えることは、……ただひとつ。
『私なら……、』
「お前なら…？」
『テヒョンさんが言ってた通り、そのチャンス…生かすべきなんじゃないかと…。』
「まじで？」
え、なんでそんな驚いた顔するの？
「そうなんだ、笑」
『……えっと、…はい。』
「お前ってそんな貪欲だったっけ」
『……えっ、だってユンギさんも前に言ってたじゃないですか』
「俺が？…いつんなこと言ったよ？」
えっ、忘れちゃったんですか…？
ひどいな、もう。
『ユンギさんが私に教えてくれたんですよ？諦めるなって…。』
「……あー、なんかそんなこと言ったな？笑 」
そんなことじゃないですよ、
私にとってあの日のユンギさんの言葉が
かなり背中を押してくれて
人生を左右する大切な言葉だったのに。
「そっか、諦めるな…か。」
そうですよ、
自分が言ったんじゃないですか
「そんじゃ、俺も頑張るかな。笑」
「って、ことで…A、」
はい…？
"「覚悟しとけよ？」"
……って、……えっと、……なにを？
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作者名：はな x他1人 | 作成日時：2019年11月19日 19時
