ユンギのお気に入り (ページ24)

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ユンギさんの宣言通り

部屋に入ってきたのは

待ちに待った、イさんだった…。

「Aちゃん、お待たせ」

『おかえりなさい』

「ん、ただいま。笑」

……よかった、

ココを出て行ってたときより

柔らかい表情してる。

「……んで？」

「どうだったの？」

「うん、…って、えっ？なんでテヒョンがいんの！？」

テヒョンさんってば

帰ってきたばかりのイさんに " やっほ～ " だなんて

手をフリフリなんかしちゃって

「こいつはほっといていいから、」

ユンギさんに挙げてた手を制止させられて

ぷぅーって、お口膨らませてる。

それもまた可愛いんだけど、

今はそれどころじゃないっていうか…

「Aちゃん、」

『はい…、』

どうしよう…、なんかすごく緊張してきた。

ユンギさんやテヒョンさんが言うように

戻れたところで…ってのも一理あるし

でもこのままクビになるのも…

結局、どちらにしても前途多難だ。

……あぁぁ！もぉう！どうしよう。

こんなことになるんだったら

ムリしてでも合コン行っとけばよかった、

なんて…、頭の片隅でそんなことを思った…。