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クリスマスまであと少し。
嘆きのマートルのトイレに足早に向かう。
フィルチも、監督生も、誰も周りにいない事を確認してからトイレのドアを開け、内鍵のかかった小部屋の一つに声をかけた。
『私だよ〜どう？順調？』
ぎーっと音がして、すき間からロンが手招きをした。
ハー「A！あぁ、驚かさないでよ」
狭い個室に4人ぎゅうぎゅう詰めになる。
『ごめんよ。で、どう？』
ロ「材料がたりないんだ」
『具体的には？』
ハ「二角獣の角と毒ツル蛇の皮。スネイプの個人棚から盗もうってハーマイオニーが」
『うわぁ…伝説の怪物と対決する方がましだね』
いかにも気色の悪い液体をのぞき込む。
暫くの間が空いて、ハーマイオニーが口を開いた。
ハー「私がやった方がいいと思うの」
ロンとハリーはえっ、と声を上げた。
『私が盗ってこいって言われると思ってた』
ハー「あなた達3人は次何かしたら退行処分よ。私は前科がないから」
『それはそう』
ロ「けど、一体どうするつもりだ？」
ハー「騒ぎを起こすのよ。5分ぐらい足止めしてくれればいいの」
『教授の授業で騒ぎを起こして無事に生きて出れたらいいんだけど』
ハ「Aと同意見だよ」
翌日の午後、私達4人は魔法薬のクラスにいた。
教授は相変わらずグリフィンドール生だけに意地の悪い批評と邪魔をする。
彼は私の鍋を覗いたが、特に難癖をつける所がなかったのかふん、と鼻を鳴らしてネビルをいびりに行った。
教授が背を向けた時、ハーマイオニーがハリーに目線だけで合図したのが見えた。
その後の教室はまさしくカオスだった。
ゴイルの薬が爆発してクラスの半分がふくれ薬の飛沫がかかる。
スネイプ教授は薬がかかった生徒に解毒剤を飲まし、爆発した鍋の底から花火の燃え滓をすくい上げた。
セ「これを投げ入れた者が誰か分かった暁には、吾輩が、間違いなくそいつを退学にさせてやる」
冷たい声で教授はそういうと、ハリーと私の顔を真っ直ぐに見据えた。
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報われないオタク(プロフ) - 更新ありがとうございます！これからも読ませていただきます！ (2024年6月4日 20時) (
レス) @page17 id: bfad9423e5 (このIDを非表示/違反報告)
Efu - めちゃめちゃ面白かったです！更新待ってます！！ (2024年5月19日 0時) (レス) @page16 id: f9371b11cf (このIDを非表示/違反報告)
もちち - 更新待ってました〜！これからも作者様のペースで更新頑張ってください^_^ (2024年1月14日 0時) (レス) id: a43e505b1d (このIDを非表示/違反報告)
ルミ - この作品凄く好きです！更新頑張って下さい！ (2023年7月3日 0時) (レス) id: 7a52c02687 (このIDを非表示/違反報告)
澪桜(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！！続きを読むの楽しみに待ってます🎶 (2023年6月20日 9時) (レス) @page12 id: 8aa45553d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：坂本 | 作成日時：2023年3月27日 21時
