諏訪くんは普通じゃない２

62話｢喧嘩売り専門店｣ ページ26

奈 ｢･･･喧嘩売ってんのか､宮古｣


宮 ｢小学生みたいなこと言わないでよ､磯野｣



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ぱっぱかぱーん｡

宮古くんと奈津の仲直り大作戦…だったはずなのだが｡

どうしてこんなにも険悪な雰囲気になっているのかというと､事はさかのぼること一時間前｡



なんだかんだありつつも､宮古くんの説得に成功した私と諏訪くんは､放課後､そのまま彼を奈津の元へと引っ張り､二人に話をさせようと試みた｡ここまではまあ､よかったのだ｡

しかし､問題はここからだった｡

少しとはいえ､それなりの期間､宮古くんに避けられ続けた奈津の傷は…私たちが想像していたよりも､ずっと深いものだったのだ｡


話をしようとしても､頑なな態度をとる奈津に､宮古くんもだんだんと余裕をなくし､二人の間に険悪な雰囲気が流れ始めたのが､少し前のこと｡


今では､教室にちらほら残る他の生徒が心配そうな視線を送るほどに悪化していた｡



奈 ｢小学生？…そうやって人を見下して､楽しい？宮古｣


宮 ｢磯野こそ…そんなにすぐ感情的になって､疲れない？｣



ああ､もう確実に宮古くんは本来の目的を見失っている。

さすがに見かねたのか､



諏 ｢あいつは何を言っているんだ？｣



と今にも間に割り込みそうな諏訪くんを必死で｢ちょちょ､待ってって｣と押さえ込み､少し離れた場所から見守る｡


宮古くんだって､分かっているはずだ｡奈津だって､きっと｡


お互いが睨みつけあっていても､何も変わらないことを｡




言い合いから数分が経ち､ふいに､奈津が口を開いた｡




奈 ｢…んなに嫌か｣



それまでとは違い､聞き取れないほどの小さな声｡
宮古くんは戸惑いながら､｢え？｣と返す｡


私たちに背を向ける宮古くんの肩の横から､奈津が唇を噛み締めるのが見えた｡
嫌な予感がした｡



宮 ｢なに…｣


奈 ｢そんなに私が嫌いか！！！｣


宮 ｢……え､｣




教室中に響くほどの大声に､教室を出ようとしていた最後のクラスメイトｌが何事かと振り返る｡
｢大丈夫です､ごめんなさい｣と彼に言って､帰ってもらった｡


向き直ると､これまでにないほど力強く宮古くんを睨みつける奈津と､呆気に取られている宮古くんが視界に入った｡




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全然更新してなくてすびまぜん…

なんかいろいろわちゃわちゃほにゃほにゃ(謎)してました…これからちゃんとしまs((

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