#A【恋人っぽいコト】 ページ28
ちょっと三葉の話が重くなってきたので、こちらに一度移行します!
いやあなんでしょうね、三葉の話書いてるとなんかドロドロしてくる・・・三葉くん不幸体質なの?←
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貴方side
「誕生日おめでとう、千尋!」
千 「!・・・さんきゅ//」
本日は千尋の誕生日!
ということで、お試し期間中の私たちですが、一応恋人なのでお祝いします!
「はいっケーキ!ろうそく消してくれぃ」
千 「お、おぉ・・・」
千尋が息を吹きかけると、ふっとろうそくが消え、電気が消えていた部屋が一気に暗くなる。
分かっていたことなのに、反射的にビクッとする。
「で、電気つけるね!」
盛大にビビっているのをさとられないよう、慌ただしく立ち上がる。
だが、起こしかけていた腰は、中途半端に止まった。
腕をつかまれたからだ。
「な、なに千尋・・・わっ」
そのまま引っ張られ、千尋の胸におさめられる。
抱きしめられるのは告白の時以来で、心臓がうるさすぎるほどバクバク鳴った。
「ち、ひろ・・・?」
名前を呼ぶと、千尋が体を少し離し鼻が触れるぐらいの位置に千尋の顔がくる。
「どうし・・・」
千 「・・・A。俺、もー無理」
無理?それってどういう・・・
千 「我慢できない。キス、するから」
していい?でも、するね?でもなく、"するから"。
それが妙にドキドキして、まともに千尋を見れなくなる。
千 「・・・目、閉じて」
言われるままに瞼を落とす。
数秒後、唇に柔らかく甘い感覚があった。
「・・・お試しなのに・・・っ//」
千 「じゃ、今のはキスのお試しな」
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