蒼い燈 Aoi_Hikari 19 (ページ25)

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それぞれの熱意 3 ページ25

３人の輪から抜け出して進藤さんの元へ向かう

「心配無さそうです」

そう伝えれば、何のことか理解してくれたみたいで

進藤「そう

カウコンの案、練り直ししなくて済んで良かったわね」

「…大倉君から聞いたんですね」

カウコンを降ろすと発言したのは大倉君の前だけやったから

進藤「まあね。笑

その潔さと決断力、もうプロデューサーとして…いや副社長としての貫禄出来てきてるんじゃない？」

「プロデューサーも副社長もピンと来ませんよ。笑」

進藤「本当のことじゃない」

「進藤さんの方が格上ですから」

そんな話をしてると、大吾君がこっちにやって来た

進藤「あら、お疲れ様

何？私達に慰めて欲しいの？」

大吾「何で俺は慰められるの。笑

違う、ちょっと話があって」

進藤「何よもう」

大吾「カウコンの事やねんけど、

もし地上波で俺ら3人が出てなにわ男子って紹介されるなら、見学組の3人もどうしても映して欲しい…

やっぱり7人でなにわ男子やなって今日改めて思えたし、4人だけやって思われたくない

3人にもチャンス与えて欲しい…A、お願い…っ」

珍しく真剣にお願いをしてきた大吾君

進藤「ついさっきまでなにわ男子をカウコンから外そうとしてた人によくそこまで言えたわね」

大吾「え？！」

「さっきまでの話ですよ

いつまで経っても技術力も関係も溝を埋めようとせんから、解体しようかまで話出てましたから」

大吾「か、解体？！」

「だから、さっきまでの話ですよ？

全員心入れ替えようっていう姿勢が現れてたから止めましたけど」

進藤「本当に今日藤原がメンバー集めて話し合いしなかったらアンタ達とんでもない事になってたわよ？」

大吾「マジで危機一髪やん…」

「カウコンの話はちゃんと裏で話し合ってますから心配しないでください

正直どうなるかとかは今ははっきりと分かってない状態なんで何とも言えませんけど

でも、私なりに動いているので任せてもらえれば」

大吾「よろしくお願いします…」

進藤「本当に金村様々なんだから、ちゃんと感謝しなさいよ」

大吾「してるよ！そりゃもう！！」

大袈裟な大吾君を見て久々に笑ったような気がした