白露「記念すべき第一話にして、ﾀﾋぬ件について。」瑠璃「おいやめろ」 ページ4
Noside
或る少女３人は、齢18〜19にて生きることに絶望した。
一人は、自､殺を繰り返す
一人は、人格を作り出した
一人は、命のない無機物を愛した。
或る神は、その少女たちを愛し、愛しているがゆえに悲しみ憤怒した。
神は思った。「この悲しき少女たちに愛を与えたい」と願った。まわりにいた神々は、ある一つの物に執着を見せたことのない神が、３人の少女に執着しているのを見て、驚き、少女たちに愛を与えるための準備を始めた。
強靭な肉体を、抜きん出た頭脳を、そして神々からの目一杯の愛と祝福を与え、此処ではないところへ飛ばすつもりだった。
その為には、この現世の肉体を殺す必要があった。
愛を与えたい神は、最後まで渋ったが、最終的には承諾した。
何処かで、３人の少女がトラックに跳ねられた。
神は自身の体を小さくし、戸惑っているであろう３人の少女の前に出ようとした。
恐らくあの少女は、ﾀﾋんだこともなんとも思わないだろう。
あの少女は、あの部屋をうろうろ徘徊しているだろう。
あの少女は、人形が無いことにショックを受けているだろう。
深呼吸して３人の少女の前に出る。この少女たちが幸せになる準備は整った。
その神は、「滅多に見せない」笑みを浮かばせこう言った。
「やあ。僕がこの世界の神様さ！」
緋月「異能力を考えるのに一週間かかったよ。」瑠璃「二話目と言え。」→←極秘 とある三人の情報 3 少し修正あり
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作者名：MIHANE | 作成日時：2019年1月2日 19時
