寝ない子誰だ。[ut] ページ10
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ｺﾝｺﾝ
『こんばんはー、私です、Aです。自室の戸締り最終確認に参りましたー。グルッペン総統〜？あっれ、寝てんのかな』
ｶﾞﾁｬｱ
『あ、寝てる。珍しい……』
彼はいつも私より後に寝るのに今日は珍しく先に寝ていた。
まあ彼も人間だし？疲れも溜まるだろう。
『それでも戸締りはちゃんとするんだなぁ……流石だわ本当』
こんなことを繰り返して大体三ヶ月。
もうここのシステムにも大体慣れてきた。
書類徹夜組は大先生とエミさんとトンちって事もね。
だから彼らの部屋は最後に回る。
まぁ大体の確率で大先生起きてるけど。←
『うん、今日はトンちもエミさんも就寝済み、と。大先生は起きてるだろうなぁ…今日も泣きそうになりながら書類に目通してたし…』
ｶﾞﾁｬｱ
『……やっぱり、ね』
鬱「ふぇぇ…Aちゃぁん……終わんないよぉ……(´；ω；｀)」
『手伝うから、ね？そんなに泣かないの』
鬱「俺今日も寝られへんよぉ…(´；ω；｀)」
『……ほら、すぐ終わらせて一緒にココアでも飲も？不揃いだけどクッキーも焼いてあるから……』
鬱「ええの！？うん、俺頑張る！」
ぱぁっと笑顔になった大先生は少しの束になっている書類に目を通し始めた。
が、
鬱「…書いてることの意味がよう分からんよ〜(´；ω；｀)国民要望多すぎるよぉ〜……」
『あ、それって次の議題の議案書？』
鬱「うん、俺は国民から寄せ集めた要望の中で実現できそうなやつを見つけてまとめるんやけど……多いんよねぇ…」
『うーん、私はこの国に不満は無いけどなぁ…』
ちょっと貸して、と要望書を眺める。
その中にはもう少し税金を安くしてほしいなどといった真面目な要望から、祝日を多くしてほしいなどと意味の分からない要望もあった。
そして中には、
『"メイド長の方と一度お話したい"……か』
鬱「えぇ、そんなのあるの？」
『ほら。怖いなぁ。誰か分からないのが一番』
鬱「、あ、あの、さ」
『うん？』
鬱「お、俺…さ、Aちゃんの、事……」
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霙(プロフ) - 青色さん» 青色さん初めまして！お読みいただきありがとうございます…！青色さんの応援を糧に更新頑張ります…！ (2017年8月19日 17時) (
レス) id: 875c609fe1 (このIDを非表示/違反報告)
青色(プロフ) - どうもはじめまして！小説読ませてもらいました、とても面白い内容で楽しく読んでいます。更新頑張ってください(*´ω｀*) (2017年8月19日 10時) (レス) id: ebc2e5e0a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霙 | 作成日時：2017年8月17日 22時
