暗闇の世界で愛を誓う

兄弟　〈かくれんぼ or たから探し。〉 ページ9

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀ…

1「おい、かくれんぼしよーぜ！」

6「またかくれんぼかぁ〜…」

2「何回やる気なのよ。飽きないの？それ」

3「…あ、そうだ！たまにはみんなでやってみません？」

1「あっは！それいいな！」

3「それでは、私があとのお姉様方を呼んできます！」ﾀｯ

1「おう！んじゃ、オレらは範囲とルール決めよーぜ！」

6「はぁーい！」

2「はぁ…ほんっとキモい。」

〜一方その頃〜

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀ

3「あ、みなさーん！」

『あ、3番目！どうしたの〜？』

5「なんだなんだ？」

4「…ほんとだ、何？」

3「実はですね…」

〜省略〜

『へぇ〜、1番目がかくれんぼを？』

5「ん〜…といってもなぁ…」

3「？…あ。」

4「5番目は足がないからできないじゃん、どうすんのさ。」

3「そ、そうでした…」

『そうなんだよね〜…ごめんね？また今度遊ぼ！1番目にも伝えておいてね〜』

3「は、はい…わかりました。それでは、私は戻りますね。」ﾀｯ

『ばいばーい！』ﾌﾘﾌﾘ

5「はぁ…足がないっていうのは、本当に不便なものだな。」

4「まぁそうだろうね。」

『いざというときは大丈夫だよ！そのときのためにお姉ちゃんがいるんだから！』

5「…あぁ、ありがとな。姉貴」

4「……。」

〜同時刻〜

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀ…

3「ただいま戻りました〜。」

1「あっは！おかえり3番目！」

2「…あら？あの子達は？」

3「誘ったはいいんですけど、5番目さんの足がないことを忘れていて…」

6「…あ、ほんとだ。お兄ちゃんは足がないんだった！」

1「…で、なんて言ってたんだ？」

3「今回は遠慮すると言ってました。お姉様からの伝言で、
　 1番目のお兄様に、また今度遊ぼうと伝えてほしいと言ってました。」

1「あぁ、わかったぜ。」

6「…そっか…」ｼｭﾝ

2「…仕方ないわよ。どうにかできることじゃないもの。」


1「…んじゃぁさ、5番目の足を探すために、このメンバーでたから探ししよーぜ！」

6「…！うん、やる！」

2「あら、アホのわりにはいいこと言うじゃない。」

3「いいですね！やりましょう！」




1「あっは！んじゃ、たから探し始めっ！」



END 〈作戦と協力。〉

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