4番目 〈奇形のミリョク。〉�� ページ14
……もう無理だ、嫌われた。その視線に僕は耐えられない。
黒いモヤモヤが、目の前を包み込んでいく。
目の前にいるはずのあんたが、しっかりと見えているはずのあんたが、
見えなくなる。
4「っ……もういい」ﾄｯ
『ん、どこか行くの？』
4「あんたなんて嫌い！だいっきらい！もう僕に関わんないで！」ﾀｯ
……もうやだ。僕はあんたに否定されたのと同じだ。
大好きだったはずのあんたは…
依存していると思うくらいに愛していたの。
…なのに。
今となっては、僕を包み込む悪魔だ。
『…ちょっといじめすぎたかな〜。』ﾎﾞｿｯ
〜少し離れたところ〜
4「っ…ふぅっ……ぐすっ…ひくっ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
__目玉チャンを除いて、ね__
4「アイツを否定するってことは、
僕の存在を否定するのと同じじゃないかっ…」
さっきからずっと思っていたことを、ようやく口にだす。
4「信じてたのにっ…何が"お姉ちゃん"だよっ……ぐすっ…あんたなんか……」ｽｯ
4「だいっきらい‼」
もう僕は、あんたに愛してもらうことなど、できないだろう。
___カンッ！___
『…あっは、こうなるのは久しぶりかも。』
カンシ(四)「………」
『…ごめんね。別に悲しませたい訳じゃなかったんだ。』
カンシ(4)「……………！
(あんたなんてだいっきらい！バラバラにちぎって殺してやる！)」ﾊﾞｯ！
『…ごめんね、愛してるよ。』ﾎﾞｿｯ
カンシ(4)「っ！？」
__グシャッ！__
4「…え…？あ……」ｽﾀｯ
どうして。どうして今そんなこと言うの…
そんなこと言われたら、僕はあんたから離れられなくなってしまう。
4「…ごめ…なさっ…ぼくもあいしてる……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
ごめんなさい、僕も愛してる。
__奇形と呼ばれた幼き少年は、
愛しい姉である少女の生首を抱き締め、眠りについた。
END 〈一方的な殺し愛。〉
4番目 〈奇形のミリョク？〉 another story。→←4番目 〈奇形のミリョク。〉��
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苺(プロフ) - 奏唄（仮）さん» あら〜ありがとうございます〜♡大昔のなのであれもこれも直したい所が山々なんですが、どうにも手がつけられずで…( ´•౪•`)平和の中に垣間見える闇、いいですよね〜…… (2022年1月19日 7時) (
レス) id: c9fda36adc (このIDを非表示/違反報告)
奏唄（仮） - 神作品ですねこれは面白いし急に最後らへんにホラーを入れてくるとことかホラー感を出す時の凄さとかが…もうやばい (2022年1月18日 19時) (レス) @page12 id: 9f4520d760 (このIDを非表示/違反報告)
黒椿鬼(プロフ) - 飴璃さん» あれ...あれっほんとすみません包丁になったんですねすみません描き直しますありがとうございます (2020年12月30日 21時) (レス) id: 6c1e5cc655 (このIDを非表示/違反報告)
飴璃(プロフ) - 黒椿鬼さん» ｵ"ｱ"………めためた可愛いです……ありがとうございます！！ (2020年12月30日 21時) (レス) id: c9fda36adc (このIDを非表示/違反報告)
黒椿鬼(プロフ) - いつの間にかれいちゃん見た目変わってたので描き直しました(今回は画像切り貼りとトレスですが)https://d.kuku.lu/daba4f8194 (2020年12月29日 13時) (レス) id: 6c1e5cc655 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飴璃 x他1人 | 作成日時：2019年1月4日 16時
