今日から家族です2【BTS】

音痴 ページ1

YG「ヌナ、面倒臭い...」

んな！

なんて失礼な！

分かんないもんは分かんないもん。

JM「いつもだれかのたんじょうびにはおうたをプレゼントするの！」

へぇ〜。

ん？

私の誕生日の時なかったよ？

JK「ずっとがんばってれんしゅうするんだぁ〜！」

『そうなんだぁ〜』

NJ「ヌナの誕生日は誰も知らなくて練習する時間が足りなかったんだ。ごめんね？」

あぁ、なるほど。

流石、ナムジュンくん。

私が少し、いや、かなりショックを受けていたことに気がついたみたいだ。

『全然！気にしてないよ。ねぇ、ヌナも練習したい！』

YG「嘘つけ...」

ん？何だって？

『ユンギくん、聞こえてるよ？』

TH「じゃあはやくやろ！！ジンヒョンかえってきちゃう！」

それからユンギくんのピアノに合わせてみんなが歌を歌う。

テヒョンくんなんか気持ちが高ぶってるのかダンスまで踊っている。

ふふ、可愛い。

HS「テヒョナ、ダンス上手くなったね！」

TH「えへへ〜！てて、がんばってるからね！」

偉い偉いなんて頭を撫でるホソクくん。

お兄ちゃんだなぁ〜。

『ナムジュンくん、どこか調子悪い？』

NJ「ううん、なんで？」

さっき歌の練習をしている時1人だけ後ろに下がって小さな声で歌っていた。

だから具合でも悪いのかと思ったんだけど...

『なんでもないならいいんだけどね！』

NJ「....実はね、俺、音痴なんだ。」

だから迷惑にならないようにあんまり歌わないのって悲しそうに言う。

『そんなの、迷惑じゃないよ。上手い下手とか関係ない。気持ちをどれだけ込めてお祝いするかじゃないの？』

まぁ、私が言えた立場じゃないんだけどね。

でも今まで我慢して歌えていなかったのだったら、1人で我慢していたのだったら、それは違うんだよって教えてあげたい。

だって彼らはまだまだ子供だから。

誰かが教えてあげなくちゃいけないのなら私が教えてあげる。

もう我慢しなくていい。

無理もしなくていい。

辛い思いをするのは私だけで十分だ。

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