芥川君の登場 ページ34
樋『我が主の為――ここで死んで頂きます』
樋口さんがそう云うと銃を二挺出し、乱射した
やばい、此の展開知ってたけど撃ち殺されると思った矢先、一人の少女が前に立ちはだかった
ナ｢兄様……大丈…夫?｣
谷｢ナオミッ!!｣
なんとナオミちゃんが谷崎君の上に被さって谷崎君を守ったのだ
それに気づいた谷崎君はナオミちゃんを半狂乱になって呼びかけたが、返事はなかった
敦君はその場に座り込んでしまった
樋口…ひぐっちゃんでいいか←
ひぐっちゃんは中の球を取り替えてから谷崎君の頭に銃口を当てた
樋｢そこまでです。あなたが戦闘要員でないことは調査済みです。健気な妹君を追っていただきましょうか｣
谷｢あ？｣
谷崎君は一度短く唸った後、殺気立たせて云った
谷｢チンピラ如きが――ナオミを傷つけたね?
『細雪』｣
谷崎君がそう云うと辺りに雪が降った
そして私達に云った
谷｢敦君、Aちゃん、康江ちゃん 奥に避難するンだ。こいつは――ボクが殺す｣
康｢…判った!｣
康江は敦君、ナオミちゃん、私を後ろに導き、『模細工氷』で氷殻を作り出した
ひぐっちゃんはそれを聞いた後、再び乱射した――が、銃弾が谷崎君に辿り着いたところで谷崎君の姿は雪のように散った
樋｢!?｣
谷｢ボクの『細雪』は――雪の降る空間そのものをスクリーンに変える｣
樋｢なっ……何処だ!｣
ひぐっちゃんは谷崎君を探し回る
しかし彼の面影は一切無かった
谷｢ボクの姿の上に背後の風景を『上書き』した。もうお前にボクの姿は見えない｣
樋｢しかし……姿は見えずとも弾は中るはずっ!｣
ひぐっちゃんは撃ちながら一回ほど回ったが、一向に中らなかった
幾つか銃弾が氷殻に当たったが壊れなかった
谷｢大外れ｣
いつの間にか谷崎君はひぐっちゃんの後ろに立った
そしてひぐっちゃんの頸に手をかけた
谷｢死んで終え――!｣
樋｢くッ…あ｣
谷崎君が頸を絞めたら、ひぐっちゃんはもがき苦しんだ
…不覚にもひぐっちゃんの声がせくすぃーに聞こえたことを許してくれ←
?｢ゴホッゴホッ｣
袋小路の入口の方で咳が聞こえ、谷崎君はスイッチが切れたかのように倒れた
その背中から黒い触手のようなものが出てきた
直後に感じる、凍りつくような殺気
芥｢死を惧れよ 殺しを惧れよ 死を望む者 等しく死に 望まるるが故に――ゴホッ｣
黒い外套を着た二十歳そこらの青年が歩み寄ってきた
芥｢お初お目にかかる 僕は芥川｣
ラッキー双黒
太宰治
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みゆうい(プロフ) - アイカさん» いえいえ、素敵なアドバイスありがとうございました！！(遅くなってすみません)成る程行間ですか…改善してみます！！ (2018年9月28日 3時) (
レス) id: 58bde6ec82 (このIDを非表示/違反報告)
アイカ(プロフ) - こんにちは〜。素敵な作品だと思います！評価させていただきました。アドバイス・・・としては、行間がわかりにくいかなぁ、と。伸ばすところは多くとって、地の文のところは開けない、みたいにしたらよろしいのではないでしょうか！上から目線すみませんでした。 (2018年9月27日 6時) (レス) id: f7758fe083 (このIDを非表示/違反報告)
みゆうい(プロフ) - ゆきゆきさん» ありがとうございます！でも文字数が足りなくなるのでもう使いたくないですw更新頑張ります！ (2018年4月3日 16時) (レス) id: 934b968946 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきゆき - ルビがカッケーー (2018年4月3日 8時) (レス) id: 1561dbe350 (このIDを非表示/違反報告)
空蘭 - 厨二…ww (2018年1月21日 19時) (レス) id: ea1bd731b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゆうい | 作成日時：2017年8月5日 10時
