【朗報】ちょｗ友達とトリップしたんだけどｗｗｗ…はぁ？【文スト】

作戦実行前 ページ24

｢まずいねこれは
探偵社に私怨を持つだけあって社員の顔と名前を調べてる｣


太宰さんがなぜ国木田さんが捕まったのかを考えてる
原作なら此処で敦君が前に出るが、先程私達が話し合った作戦を結構することにした。
その作戦とは


｢私…彼女の身代わりになります！｣


捻りも糞もないが、1番簡単に人質を助けられる身代わり作戦だ。


｢なっ！？｣
｢A！！｣
｢そんな無茶な！！｣


太宰さん、康江、敦君が心配の声を出す。
もちろん康江のは演技だが。


｢大丈夫、これでも私は異能力者だから｣
｢でも！！｣


私は敦君を説得した。
こうなるだろうと思って理由は予め考えておいてよかった。


｢多分彼女は異能者じゃないと思う
でなければ人質として捕えないし、抵抗もされにくい
それにここは探偵社、異能者ならともかく、力のない社員が人質じゃ異能者にとって少しの危険が致命傷になりかねないことになるかもしれない
他にも理由はあるけど割愛するね
じゃあそれらの問題を解消するためにはどうするのが最適か

それは人質を異能者にすること
そしたらある程度派手な動きができるしね｣
｢それなら僕が行きますよ！態々Aさんじゃなくても｣
｢1番の戦闘要員の敦君が行ってどうするの？｣
｢それは……｣


敦君が口を噤んだ。


｢段取りはこう、まず私が人質を自分に変えてもらえるよう爆弾魔と交渉しする
勿論私が異能者だとバレないようにね｣
｢バレないようにするにはどうすればいいんだい？爆弾魔と正面から話し合おうとする人なんて相当強いか、相当自信過剰であるかのどっちかしかいないだろう？案外すぐバレるかもしれないと思うのだけど｣
｢思春期特有の過剰な闇の自己愛者を演じます。その頃の少年の暴走を止められる人はいませんから。包帯か眼帯があれば完璧なんですが……あ、太宰さんのそれ貸していただけません？｣
｢何ちゃっかり太宰さんの私物を手に入れようとしてるのよ｣
｢ﾁｯ…その後何とかして爆弾魔を油断させて欲しい、んで私が合図を送ったら康江に爆破釦を弾いてもらう｣
｢分かった｣
｢でも、それで上手くいくんでしょうか……｣


更に心配する敦君に私は言った。


｢ここはか弱く見える女子の登場だよ、大丈夫、任せて｣
｢！｣
｢Aがか弱く見えるかどうかは考えものだけどね｣
｢なんか言った？｣
｢なんも？｣
｢ったく……それじゃ行ってくるね｣
｢ん、気をつけて｣


からかう康江を背に私は爆弾魔の元へ向かった。

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ラッキー双黒

太宰治

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