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JK「ん、おいで」
いつもの優しい顔で両腕を広げるジョングク。
そっと歩み寄って背中に腕を回すと優しく包み込んでくれた。
「怒って、ない？」
JK「怒ってないよ。心配してるの」
「ごめんなさい」
JK「なんで謝るの」
「さっき手振り払っちゃったから」
JK「Aが俺のこと大好きなことくらい分かってるから、悪意があって振り払ったわけじゃないことも知ってる」
「......ジョングク、」
JK「Aに元カレがいたことは知ってたしファーストキスがあいつなのはムカつくけど仕方ないことじゃん」
だから安心してって安心する声で言われたら本当に安心する。
やっぱりジョングクが1番好き。
シウのこともちゃんと好きだったし比べるものじゃないかもしれないけど、ジョングクの方が何倍も好きだって言える。
JK「でも傷ってなんのこと？」
「大したことじゃないし記憶から消してたから言わなかっただけなんだけど、」
JK「俺はAの全部を知りたい。あいつが知ってて俺が知らないってのが腹立つ」
「うん、ちゃんと話す」
JK「とりあえず座ろっか」
立ったまま抱き合ってたから並んでベッドに腰掛けた。
本当に大した話じゃないんだけどね、って前置きをしてから話し出す。
「中2の頃、なかなか酷いいじめ受けてて。一時的なものだったんだけどね。3年の不良に目付けられて、私ってほら、結構顔に出さないタイプじゃん？」
JK「え？照れたときとかわかりやすいけど」
「それとこれとは別！抵抗もしないし何も言わないから先輩が余計私のこと気に入っちゃってさ。トドメはその先輩の彼氏に告白されて、髪の毛燃やされたときに首に火傷ができたの」
JK「なにそれ.....」
「火が当たったのはほんの一瞬だから火傷はすぐ消えたんだけどね」
今日シウに会わなければ思い出さなかったのに。
あのときは辛かった。
友達も先輩が怖くて助けてくれなかったし、頼りない彼氏は本当に頼りなかったし。
「それが原因でシウと別れたの。.....ジョングクだったら助けてくれてたのかもね」
JK「当たり前。誰だと思ってんの」
「んふ、なんかスッキリした」
JK「辛かったな」
「今は幸せだもん」
JK「誰のおかげ？」
「ジョングク」
ジョングクの肩に頭を乗せるとその上にジョングクの頭が乗っかって指が絡み合う。
ほんとにジョングクのおかげだよ。
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MF - ホソクさんカッコイイ (2021年3月19日 14時) (
レス) id: 173fa5324a (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - Rionさん» 遅くなってしまってすみません...！少しずつですが頑張ります！ (2020年12月14日 1時) (レス) id: 3719d2f160 (このIDを非表示/違反報告)
Rion - すごく面白い！早く続きがみたいです！！ (2020年9月28日 22時) (レス) id: 5112e4be40 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - にこさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年8月30日 14時) (レス) id: 3719d2f160 (このIDを非表示/違反報告)
にこ - 面白いですねw更新頑張ってください！これからも応援しています* (2020年8月3日 23時) (レス) id: ca2700ca3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しお | 作成日時：2020年5月20日 15時
