偽女子モドキ〝緑〟 (ページ19)

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女子力　19 ページ19

(倉崎 side)

紗愛「そっちには、タイプの人おらんの？」

は、、、タイプ···？

『おらん、、全くと言って良いほどおらん。』

紗愛「えぇ？ホンマに？っちゅーか生徒数めっちゃ多いやん！少しはおるやろ。」

いやぁ······、おらへんねん。

紗愛「まあ、すばるに勝つやつなんておらへんかぁ。」

せやね、すばる以上に好意持てる人がおらんのもある。

紗愛「せやよな、Aにとって、すばるの存在って一言じゃ表せられへんほど凄かったもんな。」

『おん·······。やからさ、まだかな。·····正直、まだ吹っ切れてないし。』

紗愛「やり直せばええんちゃう？すばるやって、まだ諦めとらんのやし。」

やり直し、、、か。

けど、それもそれで何か嫌やな。

こっちから突き放したんに、またこっちからとか。

うっとおしい思われるやん。

好きな人には、何やこいつって思われたないし。

紗愛「まあ、迷え迷え。それも青春や！！」

これも、青春かぁ······。

紗愛「てかさ、みつあみとからしくないやん。どうしたん？」

え、あ、········あ。

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