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岩橋玄樹side
意を決してやってきたはずなのにやっぱり緊張してしまった僕。
だけど海人に励まされて僕もしっかりしなきゃななんて思ってたら
ガラッ
「お待たせしました〜。みゅうちゃん？いいよ？」
扉の向こうには前よりも少し細くなった、だけどなにも変わってないみゅうがいた。
海「みゅう…。」
「みゅうちゃん、中はいろっか？」
あ「は、はい…。」
正面に座ると威圧感があるみたいで、みゅうは僕と海人が座っていた斜め前にすわった。
そしてその横には看護師さん、僕らの目の前には担当の先生が座った。
「うん。偉い。ここまで来れたね？あとはもうゆっくりお話するだけだから大丈夫よ。」
あ「はい…。」
みゅうはさっきから返事をするのがいっぱいなのか少し下を向いていた。
玄「みゅう。来てくれてありがとう。久しぶりだね？」
海「みゅうはやっぱりみゅうだねっ。久しぶりだけど久しぶりって感じじゃないやっ！」
2人ともどう話していいかわからないなりに言葉を選びながら話した。
「今日はみゅうちゃんご飯も全部食べてお昼少し運動もしたんだよね？」
玄「そうなの？！運動できてるんだねっ。よかった！」
「ほかの患者さんともお話されててすごく楽しそうですよ？」
玄「そうなんですね！」
15分。ほとんど僕や海人そして看護師さんと先生だけが話し続けた。
みゅうの話が聞けそうにないのはわかっていたし、誰も無理して話させようなんてしなかった。
玄「あ、そういえばね、今日看護師さんにまた手紙預けたんだ。読んでくれてるって聞いて嬉しかったよ！」
そう。あと2人分の手紙を今日預けたとき、手紙読んでたということを看護師さんに聞いた。
海「ごめんね？文字読みにくくなかったかな？」
あ「…ょんだ…。う…れしかっ…た。」
？！
みゅうが初めて僕らの会話に返事をしてくれた。
僕と海人は思わず泣きそうになりながら
海「そっか…っ。よかったっ。」
玄「また…書いてもいい？」
そういうとみゅうは静かにコクンと頷いてくれた。
そこからまたみゅうは話さないまま30分がすぎた。
海「明日も僕と玄樹くんがくるからねっ！」
玄「ありがとね？ゆっくり休んでねっ。」
あ「…また…ね。」
ガラッ
「じゃあ私も行ってきますね。」
そして初めての面会が終わった。
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しおり(プロフ) - ちなみにトントントンってなんの音ですか？理解力なくて申し訳ない…… (2019年12月10日 2時) (
レス) id: 7d127862f5 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 長編すきです！！更新楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2019年5月13日 23時) (レス) id: a412d37542 (このIDを非表示/違反報告)
おおた(プロフ) - わたしも長編好きです笑。更新大変だと思いますが、楽しみにしてます!! (2019年5月13日 17時) (レス) id: 788c2da8be (このIDを非表示/違反報告)
ゆかぴ(プロフ) - 毎日楽しみにしてます！ (2019年5月13日 6時) (レス) id: 5eaf1cb74a (このIDを非表示/違反報告)
紫耀担ティアラ - 毎日が楽しみ過ぎです!頑張って下さい! (2019年5月13日 1時) (レス) id: 82b36fd805 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅう☆げん | 作成日時：2019年4月24日 1時
