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山田side
今日、中間さんから話を聞いた。
昔、若い頃、中間さんには愛する人がいた。
その人は、可愛くて、かっこいいときもあって、純粋で、真面目で、意地悪が好きで、うるさい。
でも、ずっと隣にいたいって思えた人。
一緒に暮らして、ある日のこと。
突然別れを告げられた。
中間さんは納得していなかった。
でも、出ていったんだって。
別れてから1年たった時、ある手紙を見つけた。
その手紙は、病気だったことが告げれず、嫌いだと言って別れて、ごめん。
という内容だった。
中間さんは苦しそうに話してくれた。
なぜ俺に話してくれたのだろうか。
黄「ごめんごめん、つまらん話やったな」
山「全然です、とても心にくるお話です」
黄「手紙にな、生まれ変わっても、淳太に会いに行くって、書いてあってん、それを俺はいまだに待ってる、もしかしたらそこら辺にはえてる花かもしれへんな」
山「本当に愛してるんですね」
黄「ん、めっちゃ愛してる」
山「でも、なんで俺なんかにその話を?」
黄「え、あぁ」
中間さんは持っているネックレスを握りしめた。
黄「名前、言うの忘れてたわ、大毅って言うねん」
だいき、、俺と一緒や。
黄「山田さん、あなたが大毅の生まれ変わりじゃないかな、」
山「名前だけじゃないですかぁ笑」
黄「でも、似てんねん」
山「何がですか、?」
黄「大毅もな、いたずら好きで、きゅうりが嫌いやった、ほんでな、笑ったら片方に笑窪が出来んねん」
俺にすごくにてる。
山「たまたま、、かもですよ?」
黄「山田さんの夢、俺と大毅の思い出やったりすんねん、イルミネーションと雪だって見に行った、病室のは多分大毅、山田さんからきく夢ほとんど俺にも記憶があんねん、」
あの二人の男性のうちのひとりは中間さん、?
山「前世の記憶、」
前、お母さんに言われた。
前世の記憶が夢に出てくることがある。
それは今、前世で愛してた人がいるから。
山「中間さん、俺、、大毅さんですよ、」
黄「ん、そうかもな」
山「良かったです、会えて」
黄「俺ももう死ぬ、だから、俺の生まれ変わりに山田さんが会ってほしいな」
俺は、その言葉を聞いたとき、
この約束は、絶対守ると誓った。
中間さんに感じてたあの感情は、
大毅さんの思いだったかも、知れない。
中間さん、好きです、
終わり
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作者名:ちょこみんと | 作成日時:2021年6月30日 14時